転移したサラリーマンが知らぬ間に騎士団長にプロポーズ！？ (Page 3)

「あ、あの……これはどういう……」
「わたしの、ここを使ってセックスをしましょう……」
「えっ！？いやいや、男同士ですよ！？」
「？そうですね、男同士ですが何か問題が……？」

　問題ありまくりだろ！少しずつ酔いがさめてきた頭で抵抗しようとするが、会社の椅子に座って力仕事を一切してこなかった俺の力ではどうにもできない。アルケさんの盛り上がった股間をこすりつけられて、その刺激で顔をしかめる。
　もちろん一般的な生活を送ってきた俺には男同士でのセックス経験はないし、女性との経験だってお店に通って数えるほどしかない。

「自分で慣らすから」
「えっ！？するって、言ってない」
「あぁっ……自分の、指が入ってる……」

　どうして俺の上で後孔を慣らしているんだろうと疑問に思うが、淫語で実況されて言葉も出てこない。クチュクチュと音を立て、小さく甘い声を上げながら慣らしている。ローションのようなものを使っているらしく、ボタッと俺の体にドロドロとした液体が流れ落ちてくる。

「もう、大丈夫ですから……挿入、します……」
「ま、待って……あぁっ……！」

　止める言葉も聞かず、アルケさんはずっしりとした体を腕で支えながら俺の男根を自分の後孔に挿入する。僅かにしか慣らしていないようだったが、中はぬるぬるとしていて強い締め付けで先っぽぐらいまでしかはいらなかった。奥に進もうとするとギュウギュウと締め付けを強くして、狭い道を無理やり進もうとしているようだ。

「はいらないっ……奥まで……」
「そんな、誘うようなこと言うなら、我慢しませんよっ……！」

　ただでさえ溜まっていた性欲が、さらに掻きたてられた。どうせ今、ここでは女性とセックスができない。そのうっぷんや不満なんかを一気に吐き出すように、アルケさんの腰を掴んで下から突き上げる。
　突きあげた瞬間に、喉を反らして快感を逃がそうとしているのだろうが腰を掴んで離さない。

「あっ！あ、マサルのが、はいった……？」
「はぁっ、入りましたよ……」

　お互いに息が荒くなり、俺はまた射精するまでそう時間がかからなそうだ。アルケさんも気持ちよさそうに喘いで、腰が揺れている。俺は1度出したから、敏感になっていて目の前の最高の絵面も相まってすぐにでも出てしまいそうだ。

「あっ、あんっ……マサル、中にたくさん出してくださいっ！」
「ちょっ……！さすがにそれは煽りすぎっ！」

　ズンズンとアルケさんの中をこじ開けるように亀頭を奥へ奥へと押し込む。現実世界で一度もしたことのないゴム無しのセックスが男となんて考えもしなかった。比較対象がないのだから女性とするのとどちらが気持ちいいのかわからないが、触れあった肌とは違う感覚ですごく熱くて本当に気持ちいい。
　自分の意思とは違ってもうそこまで精液が上り詰めてきてしまっている。中に出してと言われたが、本当に大丈夫なのか？いや、よくなさそう。最後に残った理性で一気に男根を抜いて、アルケさんの背中に射精した。

　なんだか眠くなってきちゃったなぁ……この枕、すごい気持ちいいなぁ……