Cold kiss (Page 3)
舌を吸われ、彼の口内に舌を奪われながら血を吸われる。
この嫌な味は、ユーリさんの大好きな味。
そしてこの血があるから、ユーリさんが俺を好きになってくれた。
こうして憧れた人と一緒に暮らして、つながって…。
そう思ったとき、お腹がビクビクと痙攣するのを感じた。
「ッ……」
「あっ、おまっ! んんんーっ」
前兆なく絶頂を迎えてしまい、ユーリさんの中に欲望を吐き出す。
精液を出し終えると、ユーリさんからは力が抜けて身体をピクピクと震わせていた。
「…すみません」
「う、っぜぇ…よ、言え、よ!」
「…本当にすみません」
「…まぁいい。ご褒美だからな」
ちゅぅっとキスをするユーリさんは、とろんっとした瞳で俺を見上げる。
「まだ…するだろ?」
「もちろんです!」
「ん、また明日から頑張れよ」
「はい!」
ユーリさんをベッドに押し倒しながら、俺は彼の冷たい身体に今日も唇を触れさせた。
Fin.
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