攻めるのは俺だ! (Page 6)

ついさっきまでとは違い、余裕のなさそうな亮の声色に俺はドキッと胸の鼓動が高鳴るのを感じた。

(こんなに余裕のない亮ははじめてかも…)

そんなことを考えた瞬間、尻穴に圧迫感を感じて俺は思わず身体を震わせた。

「あぅっ!」

「すご…ちゃんと準備しておいたから、もう指二本入る…」

圧迫感に顔をしかめている俺とは対照的に、亮は俺の尻穴を見つめながら興奮したようにそう口にすると、ゆっくりと抜き差しを始めた。

「あっ…あぅ…ふぅ…んんっ」

グチュグチュとローションの水音を立てながら指を抜き差しされて、気持ちよさよりも圧迫感や違和感の方が勝っている俺は眉間に皺を寄せながら耐えていた。

けど、その耐える時間も長くは続かず、亮の指がある一点のシコリにあたった瞬間、まるで目の前に火花が散るような激しい快楽が身体中を駆け巡った。

「やぁっ!?」

「ココが薫のイイトコロ…だな」

俺の感じるポイントを押さえた亮は、嬉しそうにそう呟くと、ソコばかり重点的に攻め始めた。

「あああっ…やぁんっ…りょ…だめぇ…そこぉ…ああああんっ!」

「駄目っていう割には、すっげー気持ちよさそうな声、出してるじゃねぇか」

そうだ。よすぎる。ソコは気持ちよすぎるのだ。下手をするとペニスより気持ちいいかもしれない。

だけど、そこを素直に認めてしまえば自分の中の男のプライドが崩れそうなので、死んでも認めるものか…と、このとき心に固く誓った。

とはいえ、亮のテクがすごいのか、俺が感じやすい体質なのか…わからないけど、亮にイイトコロを突かれる度に頭がおかしくなりそうなほどの快楽に支配された。

「わかるか、薫。俺の指、今三本入ってるんだぜ?」

「あああんっ…わかんな…ああああっ、ああああんっ!」

亮にイイトコロを弄られていると、快楽に支配されて、身体がどうなっているかなんてわからない。

ビクビクッと身体を震わせながらベッドのシーツにしがみついていると、指が一気に引き抜かれたのが感覚でわかった。

「ひゃうっ!」

引き抜かれた直後に、指なんかとは比べ物にならないほどの大きさと熱さ…亮のペニスが俺の尻穴に擦りつけられているのを感じて、それだけでゾクゾクっと背筋が震えた。

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