パパ活アプリで出会ったパパは元担任でした!?
大学生である青木ヒカルはパパ活にハマっている。アプリでパパを探しては体を捧げる日々が続いていたが、もともとゲイで気持ちいいことが好きなヒカルには天職のように思えていた。ある日初めてのパパに会うためにホテルのドアをノックしたら、そこには高校時代の担任・松本アキラがいて――!?
俺、青木ヒカルには最近ハマっていることがある。
パパ活だ。
ゲイ向けにもちゃんとパパ活アプリがあって、男でもうまくやれば稼ぐことができる。
好奇心で試してみたのだが、今となってはすっかりハマってしまった。
『パパ』と食事して、ちょっとエッチなことをして金までもらえるなんてゲイの俺には天職だ。
今では大学の合間にアプリで知り合って待ち合わせてはホテルに行くのが日課みたいになっていた。
「今日の相手はホテルで待ち合わせ、か」
基本は繁華街で待ち合わせることが多いけれど、人目を避けるためか最初からホテルで待ち合わせを指定する人も多い。
今日は初対面のアキさんという『パパ』だ。
指定されたラブホテルの扉をノックすると、かちゃ、という控えめな音と共に扉が開いた。
「はじめまして。ヒカルで…えっ!?」
ドアの向こうから現れたのは、高校の時の担任だったのだ。
*****
アキさんこと松本アキラは高校3年のときの担任だ。
数学教師で30代、独身。
冴えない見た目ではあったが、進学の相談の時に親身になってくれたこともあって俺は結構先生のことが好きだった。
「青木…お前パパ活なんて…」
「先生こそ」
俺だって卒業してラブホテルのベッドの上で担任と向かい合うなんてことがあるとは思わなかった。
「でも嬉しいな…俺先生のこと結構好きだったんだよね」
そう言って先生の頬に手を伸ばすと、先生が驚いた顔をした。
「え…もしかしてやるつもりなのか」
「俺はしたいけど…ダメ?」
首を傾げて言うと先生は唇をかんで黙り込む。
「ていうか、先生だって期待してんでしょ。ここ、こんなになってんじゃん」
先生の股間のふくらみを指摘すると、先生はばつが悪そうに目をそらした。
「ね、なんて呼んだらいい?先生?パパ?アキさん?」
「…先生以外で」
「ふぅん」
くすりと笑って先生の上にまたがると、先生はごくりと喉を鳴らした。
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