転移したサラリーマンが知らぬ間に騎士団長にプロポーズ!?
異世界に転移してしまったブラック企業所属のしがないサラリーマンの勝(マサル)。異世界に転生したけど、迎え入れてくれた騎士団長のアルテをはじめ皆、歓迎ムード。元の世界に帰る気も起きなくてとりあえずそのまま過ごしてみることに。酒が入ってセクハラ魔になってしまい、胸を揉んでしまって……
気が付いたらお城の中のような場所にいた。周囲には見たことのないほどの大剣を持った兵士の格好をしている人たちがいて、その人たちとは違う明らかに堂々とした雰囲気の金髪のイケメン。ああ、ブラック企業で過労死するぐらいならこの見知らぬ土地で殺されるのが幾分ましかもしれない。
そう思っていたのに予想外に、異世界から来た人間は異邦人として歓迎されるらしい。あれよあれよという間に流されて、異邦人を迎える宴が開かれて、さらには参加者に次々と酒をグラスにそそがれる。飲みやすいわりに度数が強かったらしく、気が付くとベロベロに酔っぱらっていた。
「あはは!ほんとアルケさんて美人だよなぁ」
「なっ、何を言ってるんですか!」
「照れてるんすかぁ?めっちゃ鍛えてて筋肉もすごいですよねぇ!」
周りにいた人たちはいなくなってたり、少し離れた場所で酒を酌み交わしていたりいつの間にか二人だけになっていた。
昼間は鎧(よろい)で隠れていたアルケさんの太ももを服越しに揉む。俺もこんな風にムキムキになれたらよかったのになぁ。腕も胸もボディービルダーみたいに見せる筋肉って感じで、服越しでもわかる綺麗な鍛え方。
「マサル!だめです……!そんな……!」
「触るぐらい、別にいいじゃないですかぁ。やば、筋肉すげー」
酒が頭まで回ってきたみたいにどんどん思考回路が停止していく。考えてることと言ってることの区別ができなくなって、自分の言動すら訳がわからなくなってくる。
「アルケさんー、筋肉直接見せてくださいよぉー」
「えっ!?それは……!」
アルケさんの長袖の上着を勢いよく捲るとバキバキのシックスパックがお目見えする。なんだよ、羨ましいなぁ。騎士ってやっぱりみんなを守る職だろうし、毎日鍛えてるんだろうなぁ。
顔を真っ赤にしてそっぽを向いてしまう。構ってほしくて、はだけた腹筋をコチョコチョとくすぐってみる。身をよじって逃げようとするが、異邦人だからかそういう性格なのか強く抵抗できないようで小さくやめてと体を押される。
「あっ、だめ……マサル……!」
「構ってくださいよぉ」
「構うっ、からぁ……手を止めてっ……」
「他の人の体触るの気持ちいいから、もっと触っていいですかぁ?」
割れた腹筋に手が伸びてムチムチの感覚が今までに触ったことのないような新鮮なものでなにかに似てる気がするけど、なにかが思い出せない。なんだろう。
もみもみ、低反発クッション?違うなぁ。動物を抱いた感覚?違うなぁ。と1人で考えていると、アルケさんは息切れしていてなんでだろうと思いながら胸を揉む。コリコリとした部分をつまみ、だんだん硬くなっていくその部分を不思議に思いながら試しになめてみる。
「あっ……だめ……うっ、マサルっ……!」
「んぅ……?なんか、しょっぱい……」
「酔いすぎ、離れて……!」
「なんかムラムラしてきたぁ……」
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