同窓会の続きはベッドの上で

・作

ひさしぶりに会う同級生たちは変わったような変わらないような。会場には片思いしていた小林蘭(らん)も来ているようで。気まずい雰囲気になるのも嫌で離れて座ったはずなのに、気が付いた時にはベッドの上で…。再会によって回りだした青春の歯車。

同窓会。嫌な響きだ。学生時代に仲のよかった連中も、今ではまったく交流がない。誰が誰を好きだったとか、誰が誰と付き合ってたとか、そんな話で盛り上がるだけの空間。

行くつもりはなかった。幼なじみのひと押しがなければ足を運ぶこともなかった。

でも、この日を境に僕の日常は一変した。

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ガヤガヤ騒がしい居酒屋の一室。各々に懐かしい話に花を咲かせていた。

辺りを見渡し彼を見つける。昔好きだった同級生。今は確か…小説家で生計を立てているとかなんとか。できれば話しかけたくないので少し離れた位置へ座る。僕を同窓会に誘った張本人の幼なじみは、早々とこちらへ寄ってきた。

ちゃんと来たね、えらいえらい!だとか子供扱いしながらもグラスを交わす。幼なじみは足早に会話を切り上げてトイレへ向かっていた。ほかの同級生も数人声を掛けてくる。そして周りの勢いに圧倒されるままグラスに残っていたお酒を飲み干す。すると、隣に誰か座ってきた。

反射的にそちらを向くと、彼がいた。小林蘭(らん)。当時好きだった同級生。中性的で華奢な身体つきだが、正真正銘の男。学生時代に告白なんてしたらからかわれるのは目に見えていたから、ずっと片思いだったけど。

『久しぶりだね、三国くん』

あの頃より少し低くなった声で話しかけてきた。当たり障りのないただのあいさつ。なのに、なぜか少し身構えてしまうのは、いまだに彼のことを意識しているからなのか。

「あぁ久しぶり、蘭」

こちらも当たり障りのないあいさつを返す。
親しげな距離感は昔と変わらない。このせいで僕は勘違いをしてしまったのかもしれない。

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……あれ?今なにしてるんだ僕。
気がついたら何故か蘭が隣で寝ていた。すやすやと気持ちよさそうに寝息を立てて。

『……んん、三国くん…じゃなくて、悠くん、もう起きたの…?』

蘭って、僕のこと名前で呼んでたっけ?

「あの、夜の記憶……ないんだけど、僕もしかして…」

『えっ、覚えてないの?!あんなに僕の中に…』

「……ああっ、それ以上言わなくていい。何となく思い出してきた」

たしか、ボディタッチが多かった蘭にイライラして大量にお酒を飲んで…いろいろ言ったきがする。

***

「大体なぁ!お前がそうやってベタベタしてくるから僕はお前のこと好きになっちまってなぁ!?」

『ちょ、ちょっと三国くん!飲みすぎだって!』

「これが飲まずにいられるかってんだよ!あとなんだ三国くんって。昔みたいに悠くんって呼べよ……」

『……ちょっとまってて、幹事に抜けるって言ってくるから』

そんな会話をして、蘭の肩を借りながら歩いてて、ホテルに行って…

「ほら、嫌なら逃げろよ」

『…嫌じゃない』

「……は?」

『僕だって!悠くんのこと好きだったもん…』

「……待てよ、意味わかんねぇ」

『意味わかんなくない!僕も好きだったのに、悠くん僕のこと避けてたし……』

「いや、それはほら、これ以上近付いたら…我慢できなくなってたからというか…」

『そんなに僕が信用できない?じゃあ教えてあげるよ、ほら、触って』

熱を帯びた熱い下半身に思わず息を飲む。

『ね?悠くんでこうなっちゃってるんだけど…?』

欲をはらむその瞳に吸い込まれるように、床に膝をつく。ズボンに手をかけ、ゆっくりおろすと、テントを張ったソレが目の前に現れた。上を向けば、いじわるに微笑む蘭の顔。手はいつの間にか僕の頭の後ろに運ばれていた。

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