年下の幼馴染は犬ではなくオオカミだった (Page 3)
「だめだっ…!!そんなの…!!…嘘だよな…」
腰を引き逃げようとしたが、骨盤を抑えられており逃げることができない。
「ああぁっ!!いぃっ…!!はぁっ…」
尻穴を無理やり広げられてなんともいえない痛みが走る。腹部に異物が入って気持ちが悪い。
「あっ…お兄ちゃんの中にやっと入れた…。あったかいよ…」
腰をゆっくりと味わうように動かす。恥ずかしいのと男根を愛撫されて気持ちいいのと侵されているので、わけがわからない。もう頭が真っ白だ。
そのとき、人の声が聞こえてきた。まだ大学内に生徒が残っていたのだ。多分ゼミで遅くなっている生徒なのだろう。こちらに向かってくる。
「ばれないように口をふさいでおくね」
そういうと、口で口をふさぐ。舌が絡み息がなかなかできない。
「んっ…んふっ…」
部屋の中ではくちゅくちゅという卑猥な音が響き、生徒の声が通り過ぎていく。見つかったらこの大学にはいられなくなる。見つからないかと心臓の鼓動が耳にまで響いてくる。腰と手は止まらず快感をつかさどるところを刺激する。
声が通り過ぎて聞こえなくなると、やっと唇から解放された。
「湊…もう…やめて…」
「本当は気持ちいいんだよね…兄ちゃんのここ、僕のをぎゅっと締め付けて離さないし…しかも、ここはすごく元気だよ?…」
男根の裏筋を指でなぞられ、快感でよだれがでてくる。もう、あらがう元気もなかった。
「じゃあ、二人で気持ちよくなろう…!!僕も兄ちゃんの中に出したい…」
腰の動きが速くなる。男根と一緒に尻穴も攻められたせいでこれだけでも気持ちいい。しかも、湊の男根が前立腺にあたり、快感が深まっていく。
「んやっ…あんっ…湊…そこっ…だめっ…!!」
「だめっていってるけど…すごく締まってる…僕ももう限界…」
「んやっ…俺も…もうだめ…」
俺が絶頂に達したと同時に中に温かいものが流れ込んだ。このとき、俺は弟のように見ていた幼馴染のものになったのだと感じた。それと同時に、今まで逃げようとしていた湊を愛おしく感じていた。
「兄ちゃん…。これで僕のものだね?」
「…兄ちゃんはやめろ」
一瞬湊が不安そうな顔で見下ろす。
「これからは裕也って呼べよ。湊」
そういって俺は、自分から湊に口づけをした。それに答えるように湊は俺を抱きしめた。
抱きしめあってどのぐらいの時間が経っただろうか。夕日が沈み月明かりが研究室を照らす。
湊の顔を見ると、俺が知っている可愛い犬みたいのあどけなさはなく、雄々しいオオカミみたいに凛々しい顔を見せていた。
これからのことが頭をよぎるけれど、やはり湊には甘い俺なので受け入れようと思う。
Fin.
最近のコメント