演技と本気のラブストーリー (Page 2)
「ん、ぁ…拓真、それくすぐったい」
「でも可愛いよ、乳首がぷりぷりしてる」
「……っ…いつもより恥ずかしいんだけどっ」
「うん、すごく可愛い、ありがとうひろくん…疲れが吹っ飛ぶよ」
三角の形をしたフリル付きのゴムが引っ張られ、乳首を弾く。
胸を保護するブラと違って、胸をアピールするような作りだからそういう目的なのはわかる。
わかっていても自分がそれを着るのは恥ずかしくて仕方ないし、仕事じゃないから割り切ることもできない。
何度もゴムを乳首に引っ掛けて、弾くたびに目を輝かせる拓真が可愛いから俺も文句は言えない。
いつも落ち着きがあって、物腰が柔らかくて、老若男女から人気がある拓真。
そんな拓真が子供みたいにコロコロと表情を変えて俺に夢中になる。
弾力を持ち始めた乳首に唇を添え、赤ん坊みたいに舌を絡ませて乳首に吸いつく。
拓真は自分が変態的な性癖があることを嫌っていて、なかなかそういう話をしてくれなかった。
「ンッ…ぁ、拓真…っ」
「…ひろくん、気持ちいい?ひろくんの乳首、美味しくて可愛いよ」
出会ってから三年、俺から拓真に告白をした。
時々俺だけに見せる甘えた表情が可愛くて、俺だけの拓真をもっと見たくて、宅飲みしながらベッドに押し倒した。
頭のどこかで拓真はゲイだし、俺と仲良いし、酔ってるから既成事実作れるんじゃないかって思ってたのはある。
でも拓真は冷静に俺を諭して、その日は何もせず、告白の答えももらえないまま寝かしつけられた。
翌日目を覚ましてから拓真はいろんな話をしてくれた。
俺のことが好きだけど、俺に負担をかけるとか、変態趣味があるからとか、まあ拓真なりに悩んでいたしそれだけ本気で俺を思ってくれてたってことだ。
真面目で優しくて格好よくて、最強じゃないのか?って思う拓真。
今は蕩けた表情で乳首にしゃぶりつきながら、下着からはみ出したままの俺の陰茎に触れる。
玉しか隠れてない下着に意味はあるのかなんて考えつつ、拓真が嬉しそうにレースを指でなぞるから俺も興奮する。
「なあ、…触って…ここ、舐めて…」
「ッ……ひ、ひろくん…いいの?」
俺の前でだけ見せる甘えた仕草も、低くて甘ったれたような声も、愛しさに泣き出しそうな表情も、全部が愛おしい。
ほとんど意味のない紐を引っ張って後孔を晒すと、戸惑いつつベッドの上で四つん這いになった拓真が俺の陰茎にキスを落とす。
あの早瀬拓真が、俺の陰茎にキスをする。後孔に舌を這わせて、めちゃくちゃ嬉しそうな顔で皺の一本一本を丁寧に舐める。
可愛い俺の拓真。熱くて器用な舌が縁をなぞって内部に侵入すると、快楽と羞恥に背筋が震えた。
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