演技と本気のラブストーリー (Page 4)

「んっ拓真、拓真俺に出して…お前で染めて…ッ」
「ッ?!…ダメ、ひろくんっひろっ…っは…あ、ぅっ」

震える脚を絡ませて腰を引き寄せ、俺の中から出ることを阻止する。
俺が大事だからこそ焦り、怒る拓真が好きでたまらない。同時に俺を汚したい欲望があるって、俺は知ってるんだ。

俺の奥に白濁を吐き出した拓真は耳まで赤くして、悔しげに視線を逸らした。
それが本意じゃない演技だってバレてるんだけど、とりあえず俺は何もいわない。
何度か腰を揺らして残滓(ざんし)を吐き尽させると、すぐに陰茎を引き抜いて指を突っ込んできた。

「ひっ…んぁ、あっ…たく、まだだめッ」
「ダメじゃないでしょ、早く掻き出さないと!」
「んんっ…あ?待て待て待て、マジかっ」

少し雑な動きで肉壁を引っ掻きながら奥に吐き出した白濁を掻き出し、その量をチェックしたあと拓真はまた四つん這いになって俺の後孔にしゃぶりつく。
それだけなら経験済みだし、別にちょっと恥ずかしいくらいで済む。
慣らす目的でなら慣れている。でも今の拓真は後孔に舌を差し込み、思いっきり吸いついてきた。

中に出された白濁が内壁を通って下がっていく、さすがにこれは恥ずかしいし俺は本気で嫌がった。
落ちていく白濁を舌で絡めとり、ときどきティッシュに吐き出している。

「お、俺が悪かったって…んんぁっ」

じゅるじゅる音を立てて吸い出した白濁を吐き捨て、指で内診される。
綺麗になったと判断したのか、顔をあげた拓真はこの上なく満足そうだった。

「……ひろくん、今度強姦プレイしてもいい?あくまでプレイだから、嫌そうならもちろん止めるよ」
「え、……あ、…いい、けど」

大好きな拓真に好きなことをさせてやりたい、もっと俺に夢中になってほしかった。
だから女装でも野外でも、拓真がしたいことを叶えていた。けど、新しい性癖に目覚めたのは俺の方だ。
まだ俺に言えない性癖がありそうだし、俺も自分で気づいてない性癖があると思う。
ベッドの上で戯れあいながら、2人でしたいことや興味があることについて語り合う時間が好きだ。

拓真とならどんなプレイでもやれる気がする。

Fin.

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6

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