幸せな耳フェチのおはなし (Page 2)
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平日の午前中出発で、俺は車で京一を拾い高速に乗った。あまり運転は得意な方ではなかったが、京一は免許を持っていないし、俺は俺でちょっとカッコつけたかったのもあったのでレンタカーを用意していた。
車で片道3時間ほどの予定だったが、平日ならもっと早く着くだろうとたかを括っていたのが悪かった。途中、事故渋滞に巻き込まれて動かなくなってしまった。
「ごめんね雅人、運転代われなくて。疲れたでしょ?」
「あ、あぁ。いやこっちこそゴメン。最初から電車にしとけばよかったよね」
ちょっとイライラしていたとはいえ、あまり感じのよくない言い方をしてしまった。せっかくの初旅行なのに。そんな自己嫌悪で俺が黙ってしまっていると、何やらゴソゴソと隣の京一はあやしく動き始めた。
「京一、何やってんの?」
「いや、イライラ解消してあげようかと」
そう言うと、俺のハーフパンツに手を突っ込むと陰茎を握りしめた。
「おいおい、ちょっと待てって」
「大丈夫だよ〜スッキリしとこ?」
やわやわと揉みしだき、親指で先端をぐりぐりと擦られれば、あっという間に硬さを持った俺のペニスを、ハーフパンツを引っ張り中から取り出した。
「すごい、めっちゃ勃ってるじゃん」
そうなのだ、今日、この夜に思いっきりヤリまくろうと3日ほどオナ禁していたので、結構溜まっているのだ。京一は身を屈めると、口内にすっぽりと雅人のペニスを根本まで咥えこみ、舌を這わせた。
――やばい、やっぱうますぎる〜
じゅぷじゅぷと音を立てて全体にしゃぶりつき、今度は口を離して唇だけでカリの部分を咥える。絶妙な緩急に翻弄されて見下ろせば、わざとらしく髪をかきあげて右耳を露わにし、にんまりと笑った。
右耳には外殻の縁に小さな黒子がある。俺はそれを今すぐに舐めたくてしょうがなかった。
あっという間に俺は絶頂を迎え、吐き出された精液をすっかり飲みほすと、身を起こした京一は
「あっ、しまった…」
「…なに、どうしたの?」
「ヤバい見てこれ、雅人のしゃぶってたら乳首立っちゃった」
見れば、薄い胸元にプックリと二つのとがりが影を落としている。Tシャツを引っ張りさらにとがりを強調させると
「早く、着くといいね。い〜っぱいするんでしょぉ?」
なんて挑発までしてくるから始末におえない。
「〜〜っちょっとさ!事故るから!今そういうの本当やめて?!」
アハハと笑う京一の声で、身も心もスッキリしたおかけで、何事もなく宿泊先に到着したのだった。
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