幸せな耳フェチのおはなし (Page 7)
さすが高級ラブホテル、シャワールームのアメニティにしっかりとコンドームが取りそろえられていたのを確認していた雅人は、今度こそそれを素早く装着すると、京一の返事を聞き終えないうちに、いっきに中へ押し入った。
背面から京一の腰をしっかり掴むと、雅人は強く腰を打ちつけた。京一は壁に両手をついて、雅人の突き上げを受け止めていたが、やがてまた前への刺激がほしくなり、自らの手でペニスを握りしめようとした。
「ダ〜メ、お尻でもっと感じてよ!」
雅人の手に静止され恨みがしく見上げると、その手を逆さに握り返した。
「両手、しっかり繋いで、うしろから、思いっきり突いて」
言われるがまま、京一の手首を後でしっかりと握り、雅人はさらに激しく腰を打ちつける。反動も加わりより深く京一の奥を穿つ。
「あああぁーっ、すごっ…い深くってっ…あっ、もう、おくまで…あっ、とどくっ、っんあ!」
「〜〜っすごっ、京一の中、めっちゃ、気持ちいい!」
流れたままのシャワーの水が、京一の背中のくぼみにたまり、雅人の打ちつける勢いで流れていく。背中の筋肉が立体的に影を落とし、水の伝う様子はまた官能を呼び起こした。
「あっ、またくるっ!もう…イク、いっちゃうよぉ!…まさ、と…っんあん、あぁ、も、ダメぇ」
京一はビクビクと身体を震わせて達すると、その後口に締め付けられた雅人も再び絶頂を迎え、力の抜けた京一の身体を引き寄せ愛しい耳朶にキスをした。
*****
その後も駆けつけ3杯と言わんばかりに、シャワーブースでいたした後も露天風呂の横で再び繋がったのだった。
「俺そういえば、青姦したことなかったんだよね〜」
京一にそんな風に言われれば、しない理由は見当たらなかった。
本日の限界を迎えた2人は、まったりと露天風呂に浸かりようやく温泉旅館らしさを満喫していた。
「あ〜気持ちいい♪」
「ほんと、外でするの癖になりそう」
「ッブ…京一は本当好きだよねー」
京一は広い湯船を泳ぐようにプカプカと移動すると、ポツリとつぶやいた。
「……引いた?」
「えっ、何それ。なんかさっきもそんなこと言ってなかった?引くわけないじゃん!」
恋人がエロくて何が困るというのか!心も身体も満たされるなんて幸せでしかないのに。
「ホントに?」
「うん。むしろ…京一が満たされてなかったらって…本当はしたかった?4P」
「えっ?4P??」
今更引きずり出すのもカッコ悪いと思ったが、雅人は聞かずにはいられなかった。エロエロ京一なら本当はしたかったんじゃないかと思ったのだ。
「あっ、タカシとユタカさんのことか!」
京一はようやく思い至ったという感じで爆笑していた。
「やだなぁ〜アレは冗談に決まってるじゃん!あの2人確かにエロエロだけど、当て馬にされただけだと思うよ?それに…」
京一は、ピタリと雅人に寄り添うと耳元でこっそりと告げた。
「ああ見えて、ユタカさんはバリネコなんだ…」
「バリ…ネコ…って、あっ、そうなの?!」
「そっ!だからもしあのお誘いが本当なら、雅人に突っ込んでほしいってことだよ。そんなの俺が許さないけどね!」
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