遊びのつもりが初恋になった話 (Page 2)
もう少し試して無反応ならやめよう、そう決めて乳首に舌を這わせる。
唾液で舐め濡らしてから吸いつくと、一瞬だけ体が震えた気がした。
舌腹でねっとりと乳首を舐めあげるとくぐもった声が漏れ、感じてはいるらしい様子に安堵する。
何度も舌を往復させて時折吸いつく。弾力を持った乳首を甘く噛むと今度ははっきりと反応を示した。
「……ぁっ…」
「…よし」
悟にとってはただの遊び感覚だ。やっと反応を見せた透吾の乳首をしゃぶり、唾液で濡れた乳首に指を這わせる。
片方はしゃぶったまま、もう片方を指でこねる。濡らしただけで反応はずいぶん変わった。
「っ…んっ……ンッ」
邪魔になるネクタイをどかして胸筋を揉み、親指で乳首を押し込む。
押し込んだまま上下に指を揺らすと、腰を震わせながら透吾は声を出さないように唇を噛んでしまう。
同じ男として、気持ちはわからなくもない。仕事の延長とはいえ好きでもなんでもない男に乳首をいじられて喘ぐのは嫌だろう。
「くっ……悟、様っ…んんっ」
「遠慮すんなよ、声を出してもいいんだぜ」
「……ッ…アァッ…あっ」
うっすらと汗を滲ませて必死に声を堪える透吾を見ている内に、意地でも喘がせたくなった。
舌で乳頭を転がしながら綺麗に割れた腹筋をなぞり、まだ柔らかさのある陰茎を握る。
指先に付着していた唾液を塗りこみ、鈴口を親指の腹で擦ると手の中で陰茎が硬度を増していく。
育つ陰茎に合わせて乳首を吸い上げれば思ったとおり喘ぎが漏れた。
一度声を出してしまうと我慢しきれなくなるのか、嫌がるように頭を振りながら何度も上擦った声をあげる。
シーツを掴んで浮きそうになる腰をベッドに縫いつけ、ズレた眼鏡を直す余裕もなく喘ぎを押し殺そうとする。
羞恥に耐える姿がますます悟を煽り、先走りを滲ませる尿道に爪を立てた。
一際大きな声をあげたかと思えば、震える腰を浮かせながら透吾は勢いよく精液を吐き出す。
「っは…あ、ッ…も、しわけ…っ」
「…ん?…ああ、先にイったからか。俺は別に気にしないけどな」
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