敗北勇者の成れの果て (Page 2)
「うっ、ぅう、ぁあ……」
「もっと締め付けろと言っているだろうが」
「も、むりだよぉ……っ」
「……生意気な。まだ俺にそんな口をきくか」
魔王の性器を長時間受け入れ続けた優太の穴はもうヒクヒクと痙攣し、魔王の形を覚えてしまっていた。行為をやめてほしい一心で優太の口からこぼれた言葉がどうやら魔王のお気に召さなかったらしい。
「仕置きが必要だな」
「っ!?」
魔王はにんまりと笑い、優太をうつ伏せにするとパァン!と彼の尻を平手で打った。同時に何かの呪文を呟いた。
「い、たぁい……!」
「そうか?」
くつくつと笑う魔王は手を止めず、二度、三度と優太の尻を打つ。ただでさえ強すぎる魔王の力で打たれた優太の尻は赤く腫れ、あまりの痛みに優太の頬に涙が伝う。
「ほら、具合はどうだ?」
「え、ぁ……?」
魔王の言葉に優太はとまどいを隠せなかった。痛い、たしかに打たれた尻はとても痛いのだ。しかし、なぜかとても気持ちがいい。痛みが快感に繋がっており、次第にもっと打ってほしい、痛めつけてほしいという気持ちが優太の中に芽生えてきた。
「お前の身体に痛みを快楽に変換する魔法をかけておいた」
くつくつと魔王は笑う。
「どうだ、よくなってきたか?」
「う……」
優太は返事ができなかった。そんな優太に魔王は追い討ちをかけるように笑いかけた。
「さて、お前も疲れただろう?少し休むか」
「え」
その宣言は優太にとって嬉しいもののはずだった。さんざん好きにされ、痛めつけられた身体は休みたくてたまらないはずだった。しかし、身体の奥のうずきが止まらない。もっと満たしてほしい、痛くしてほしい、そんな気持ちがあふれてきたのだ。
「や、めないで、ください……」
「何をだ?」
魔王は笑みを深めて優太にきいてきた。
「もっと……もっと、オレの身体を好きにしてください……!魔王様のおちんちんをオレの中に……いっぱいください……」
「何故だ?あんなに俺の言うことを拒否していただろう」
「何でもします!性奴隷にもなりますし、魔王様の子供も産みます……!産ませていただきます、ですから……!」
「そうか」
気付けば優太は必死に魔王に頼み込んでいた。快楽を得たい、もっと痛めつけてほしい、そんな思いからひたすら頼み込む優太を魔王は楽しそうに眺めていた。
「言ったな?」
魔王は笑いながら呪文を唱え、優太の腹に何かを描き始めた。何やら魔法陣のようで、魔王が描き終わると淡く輝き、それと同時にドクン、と優太の腹の奥がうずいた。
「喜べ。これでお前は晴れて俺の性奴隷だ。そして子供を産める体質にもなった。今日から十分励んでもらうぞ」
「はい、魔王様……」
優太の頭の中にはもう快楽を得ることしかなかった。こうして異世界からの勇者は魔王の手の中に落ちたのであった。
Fin.
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