出会い頭に御曹司に買われてしまった件 (Page 2)
「っあああっ!いっ、て…っ!うっ、あんっ…!」
俺は何を隠そうノンケだが、なぜだか石油王に札束を渡され、全裸にさせられ犯されている。
俺が聞き取れなかったのも悪いのだが、渡されたお金はつまりはそのような意味であるということだ。
ハッサンいわく、「一目でいいと思った」だそうだ。日本にいる間、自分の中の性が抑えきれなかったときに一緒に交わってくれる存在。
俺はその存在として、彼に目をつけられたんだとさ。
彼は気持ちよさそうに「ケンタロー、一目で見て、わかった、よっ…!」と俺の後ろの口を優しくほぐした後、自分の反り立ったものを俺の中に挿入する。
ほぐされて、柔らかくなった俺の下の口はハッサンの太いものをぱくり、とくわえ込む。ローションがまるで唾液のようにどろり、としており、お尻が気持ち悪いくらいにひんやりした。
「っああっ…いっづ…!」
俺は痛みのあまりに思わず声をあげてしまう。ハッサンは心優しい性格なのか、「優しくしてるから大丈夫だよ。力抜いて?」と俺に声をかける。
俺は深呼吸し、全身の力を抜く。パン、パン、パンパンっ!彼の肌が俺にぶつかる音が激しく響く。
「いつかは、君の唇も頂きたいな」
「こと…わるぅっ…!」
俺はまだ、この行為が気持ちいいものだとは思えなかった。しかし、ハッサンは溜まっていたものを吐き出せるこの時がとても嬉しいのか、俺を悦に満ちた表情で見つめる。
「あぁ…っ、きもち、イイ…っ!ケンタロー、いいかい?出したいんだよっ、だから、少しだけ、痛いけど…我慢してね…ッ!」
彼の腰を振る速度は加速し、俺は思わず痛みに「っあああっ、あっ、ああっ!」と声を上げてしまう。しかし、彼の固いものが激しく振られている中で、どこか別の感情を感じているような気がした。
「あっ、イくっ…!出る、よっ…!」
そのまま彼は俺の中に、どろり、と白いものを放った。ゴム越しではあるものの、彼の出したもののぬくもりはしっかりと感じられた。
*****
「っ…ああっ、昨日のアレはいったい何だったんだ…」
その後、俺はリムジンで家まで送られた。疲れのあまり、体調不良ということで会社に急いで連絡をすると上司は「ぜんぜん大丈夫だよ!」と返してくれた。
…いつもよりなんだかご機嫌だなぁと思った。
そうして今日はなんとか会社まで出勤し、座席に座りPCを開く。
と、朝会が始まり「しばらく弊社にいらっしゃる取引先の方をご紹介します。失礼のないように」と上司が連絡する。
目の前にいたのは、まごうことなく昨日の石油王だった――。
Fin.
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