囚われの保育士は過保護な早漏先輩を射止めて
新米保育士、宮園唯(みやぞのゆい)には誰にも言えない秘密があった。ある事件がきっかけで、副担任をしているクラスの保護者に月に1度、犯されるようになっていたのだ。その様子を目撃したのは唯の先輩で、担任を務める火煙(ひえん)。気弱な唯を守ろうとボディガードを買って出てくれた火煙だったが、その過保護っぷりは常軌を逸していて――!?
「もうやめてください…人が来ちゃいますから!」
夕暮れ時の教室。つい数時間前までは、園児に本を読み聞かせていたその場所で、僕は眼光鋭いこの男――佐野さんに身体を弄(まさぐ)られていた。
「なぁに言ってんだよ、淫乱先生。アンタは俺に義理があるだろ?あの件をその貧相な身体で許してやってんだからさ」
エプロンのすそを捲(めく)るように命じられ、その言葉に従う。スラックスを脱がされると、ボクサーパンツが露(あら)わになった。Yシャツのボタンは鎖骨部分まで外され、羽交い絞めにされて中に手を入れられると、2つの突起が覚えたての刺激を求めて芯をもってしまうのだから、この男の言うように僕は淫乱なのかもしれない。
『ほらよ』と差し出された彼の陰茎は、しばらく手入れされていなかったのか、酷い雄臭を放っていたのだが…僕は立膝でペニスを扱(しご)く男の正面で当たり前のように四つん這いとなり、周囲を白いブツブツで覆われたそこに口づけを落した。
こんな些細(ささい)な行いでは相手が満足しないと知ってはいるが、他人の亀頭に舌先を伸ばし――ましてや咥えるなんて、できそうにもなかった。
「へたくそ!」
罵られては頭を押さえられ、唇の境目から皮を被ったままのペニスを捻じ込まれる。そして前後に無理矢理揺すられるのだ。
「あ…んんっ…あぁっ!…ぅんっ!」
気持ちよくさせなきゃ、舐めなきゃ、それがわかっているのに…苦しくて涙がこぼれるだけ。
助けを求めようなんて考えられなかった。
こんな喘ぎ声を誰かに聞かれてしまえば、保育士失格だ。シングルファザーの相手にも帰る場所があるだろうし、長くてもあと2時間付き合えば、この屈辱は終わるのだから。
幸いにも僕は男。妊娠の心配はない…だとしたら、波風を立てず、黙って犯されていればいい――いつの間にか、そんな間違った考えに洗脳されていた。
「…けほっ!ごほっ!!」
喉奥で排出された粘着液が器官につまり、床に吐き出す僕をさげすんだ目で見つめた彼は、『また頼むよ、淫乱先生』とだけ言い残し、闇の中へと姿をくらました。
――今日は上だけで満足してもらえてよかった。
安堵のため息を吐き、口の周りに付着した相手の精液と僕の鼻水やよだれが混ざり合った汚らわしい汁を拭う。
「早く…片づけなきゃ…」
これがあの人と通じ合うまでの僕の日常だった。
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