フラれて掘られて (Page 4)
丁寧に内壁をなぞる指が膨らみをなぞってゆっくりと押しあげる。
内側から押しあげられて勃起した陰茎を扱かれると、今までに感じたことのない快感が走る。
気持ちがいいのにもどかしい、もっと奥まで入れてほしい。
指が増えると後穴に隙間ができて、出し入れのたびにぐぷぐぷと音を立てた。
痛みはほとんど感じない、下半身がだるいような、俺の体じゃないような気がして少し怖くなった。
自分の体なのにイきそうなのかそうじゃないのかもわからない、もっと、それ以外考えられなくなる。
「俺と付き合わない?すぐに忘れさせてあげるよ」
「ッ……そ、れは…」
さっき別れたばかりですぐに誰かと付き合う気にはならない。でもつばさの目は真剣だ。
いろいろと話してみたいことはある、いつ俺に一目惚れしたのか、俺の何がいいのか。
俺はそんなに軽い男じゃない、でもそれって誰に対する言い訳だろう。
「それじゃあ考えておいて。…俺のこと、忘れられなくしておくからさ」
余裕のある笑みが少し気に入らない、つばさの中ではもう俺を口説き落とした感覚なんだろうか。
引き抜かれた指の代わりにつばさの熱い陰茎が俺の中に入ってくる。
さすがに痛みはあったけれど、それがささいなことに思える圧迫感。
膨らみ全体をこすりながら、指では届かなかった奥の方まで入りこんでくる。
腹の中で膨張する陰茎を締めつけて、苦しくて気持ちがよくて、必死につばさのシャツを掴んだ。
「あっ…アァッ……ひ、ぅっ…い、たいっ…」
「ん、ごめん…優しくしないとね」
実物は見ていないが、こいつの陰茎は絶対に俺よりでかい。
太すぎるせいで後穴がミチミチと音を立てて、今にも裂けるんじゃないかとヒヤヒヤする。
腹の奥を突きあげられると内臓を押しあげられるような、上手くいえないけれど痛みと不快感を得た。
つばさは髪を撫でたり唇をついばんだりして俺をあやしながら、トン、トン、と優しく腹の奥を先端部で叩く。
勢いがない分痛みは感じなくなったが、触ることのできない腹の中が疼き始める。
痛かったのに、物足りない。もっとしてほしいけど痛いのは嫌だ、それをうまく伝えられる自信がない俺は、つばさの腰に脚を絡ませた。
あやすようなキスじゃ物足りない、こんな風に誰かをほしいと思うのは久しぶりだった。
唇を食んでキスを促し、互いの舌を絡ませながら夢中で唇を重ね合う。
最近のコメント