守るのはあなたの手だけではなく。 (Page 4)
「…はぁ…っ、う…ンン…!」
時折とどろく落雷に、ルイは体を震わせる。
ダニーは雷鳴に気を取られるルイをこちらに戻そうとするかのように耳たぶを甘噛みし、先走りに濡れる中心を愛撫した。
雷の恐怖で震えているのか、ダニーから与えられる快楽で震えているのか、ルイはわからなくなった。
「イキそうなら、好きなタイミングでイッて構わないですからね」
ダニーがルイの耳に息を吹き込むように囁くと、
「…あッ…あっ、ああ…!」
ルイはダニーの首筋にすり寄って顔を埋め、小刻みに体を震わせてダニーの手に白濁を放った。
「…はふ…、は、あ、…はぁ…っ」
肩を上下させて、ルイが忙しなく呼吸をする。
ダニーは上着のポケットからハンカチを取り出して、手に放たれた白濁を拭った。
「拭うものを持ってきますので…」
ダニーがそう言って離れようとすると、ルイはダニーの腹に手を置いた。
「待って、まだあなたが…」
至近距離でルイが身悶える様子を見ていたダニーも、その中心を熱くしていた。
「いや、俺はっ、…私は大丈夫ですよ」
焦って取り繕うダニーに、ルイは微笑んだ。
「私のせいでそうなったのなら…」
その途端、シンバルをかき鳴らしたような落雷が起き、ルイは声なき悲鳴を上げてまたダニーにしがみついた。
「長いですね、雷」
震えているルイの耳元に唇を寄せて、
「もう一回しましょうか、今度は私も一緒に」
そう囁いた。
ネクタイをゆるめて、スラックスの前をくつろげると、すっかり立ち上がった中心を取り出す。
「いいですか…」
ダニーの大きな手が、熱を放ったばかりのルイの中心に触れて、やわやわと刺激をする。
ルイのそれも再び力を取り戻したのを確認して、ダニーは二人分の熱を一度に握り込む。
「ほら…こうして一緒に握り込めば…、私も気持ちいいですよ」
緩やかにダニーの手が行き来すると、ルイが目を閉じて熱い吐息を零した。
「私の背中に腕を回してください…、もっとくっついて…」
ルイはおとなしくダニーに従って、しがみつくようにダニーの背に腕を回した。
「あっ、あぁ…どうしよう…っ、こんな…」
「体から力を抜いて…私に身を任せて、大丈夫ですよ」
「でも、こんなこと、初めてで…」
ダニーの手の中で、二人分の先走りに濡れたお互いの中心はどんどん熱を持っていく。
「気持ちいいですね…」
ルイの腰は無意識のうちに揺れているようで、その様子にダニーは煽られた。
「腰が揺れてますよ…」
「あっ、あっ…、だって…気持ちいい…、気持ちいいです…」
泣き出す寸前のような声で、ルイはそう繰り返した。
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