幼馴染みとのルームシェア

・作

大学3年生である森川雪は自分の名前が女の子っぽいといつもからかわれており、コンプレックスに感じていた。ある日幼馴染みである水上千春とルームシェアすることになった。千春は雪の名前のコンプレックスをいじっているのか、ことあるごとに「かわいい」と言われ…

「あー、なんで俺が千春と一緒に住まなきゃならねぇんだ」

俺は森川雪、現役の大学3年生。
かれこれこの愚痴を3回は言っている。

「同じ大学だし、雪のお母さんがいいって言ったんだから仕方ないよね」

こいつは幼馴染みの水上千春、昔からの同級生でなんと大学も学部も同じなんだというんだから驚きだ。
ひょうひょうとした様子で千春はいっているが、俺はそれを認めたわけではない。

「いつも俺をからかうお前と一緒に住むわけねーだろ!」

びしっと千春を指さしていうと千春はやれやれといいたげな様子で俺の近くに滑り込むように来て腕をつかみ、耳元に口をやる。

「そんなとこがかわいい」

耳元でそう囁かれて「ひゃいっ」と謎の声がでてしまう。
なんだ今の声は、本当に自分の声なのか。

「え、もしかして、僕のこと意識してるとか?」
「んなわけっ」

どうやら自分は耳がとても弱いらしい。
耳元で囁かれると変な声が出る、まるで女みたいな…。

そこまで考えて冷静になる、雪よいいのか?名前が女の子っぽいと笑われてきた自分がこんなことで負けていいのかと、そう自分に言い聞かせる。

「かわいい…」
「ひッ…」

はい負けたー、今自分は間違いなく負けましたー。
脳内がいやに冷静なのが自分の中でも腹が立って仕方がない。
それにしてもこいつはどういうつもりで「かわいい」なんて言ってきているんだ?

「もうっ…やめろって!母さんにいいつけるぞ!」

この歳にもなって母親にいいつけるのは少し恥ずかしいがなりふり構ってはいられない。
今すぐこいつを遠ざけないと大変なことになると直感が働いていた。

「雪のお母さんに千春に耳元で話されたら俺がえっちな声でちゃったっていうの?」

千春がそのままの体勢で俺の腕から手を離し、股間の方に手をのばす。
ソレを片手でわしづかみされてしまい、俺はもう逃げられないと悟ってしまう。

「ねぇ、どうなの?」

ズボン越しにもみもみと揉まれ、だんだん体の力が抜けてくる。
あれ?これやばいのでは?

「僕さぁ、ずっと雪のこと、かわいいと思ってたんだよね」

俺のペニスがゆるゆると勃ちあがってくる。
息も荒くなる。
こいつは何いってんだとか、まだからかってるのかとかそんなことで俺の頭はぐちゃぐちゃだ。

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