優しいカレシに『ラブホでなんでもする券』を渡した結果 (Page 5)
「…っん…」
「…祐太…」
腰をあげて押し当てて、どうにか挿入を図る。
「ん…んあ…」
ゆっくりと挿入していくが、想像以上の刺激の強さでなかなか押し進めることができない。挿入に集中して、慎重にいれていると、佐野の腕がゆっくりと動き出していた。そして、佐野は俺の自身に突然刺激を与えた。
「んや!?…や、やああ!?」
「…んっ!…」
突然の刺激に驚き、一気に力が抜けてしまい重力でそのまますべて挿入されてしまい、更なる刺激が俺を襲った。
「や…ばか…はあっ…もっ…」
「あはは、ごめんね。そういえば、まだ祐太のここ触ってあげてなかったなって思って」
だからって今やるな!と抗議したいところだったが、快感を受け止めることにいっぱいいっぱいで言い返すことができない。
「さ、祐太。動いてみて」
「ん、うん…」
ゆっくりと腰をあげ、ゆっくりと落とす。自分の動き次第で、中を佐野の自身が出入りする感覚にどうしようもなくなり、みっともないくらいゆっくりとした抽挿しかできない。
「うん、えらい。祐太」
しかし、佐野は俺のことを誉めてくれた。やっぱり優しい。どこまでも優しい佐野が愛しくなりつつ、どこか余裕のある奴のことがむかついてきた。
「…余裕だなっ…」
「え?…そう見える?」
「…っ」
ゆらりと、佐野は微笑む。
「…んあ!?や、んや!!」
「ほ~ら、祐太がんばって」
「や、まって、んや!」
佐野は、俺の腰を両手で強く掴んだかと思うと、下から勢いよく突き上げてきた。それも、絶え間なく、断続的に。
「俺のために動いてくれる祐太最高だったよ…ね、ほら、祐太!」
「や、やあっ…もう無理っ…」
「もっかい触ってあげる。祐太は男の子だもんね。こっちでイきたいよね」
「ちょ、今ダメ!あ、んあ!や、や!!!」
下からの刺激と、前の刺激を同時に与えられて頭が回らなくなってしまう。もう耐えることなんでできるはずもなく、俺は簡単にイかされてしまった。
流石にもう身体に力は入らず、ぺたりと佐野にのっかる形でのしかかると、佐野は一気に起き上がり、俺のことを押し倒す形で覆いかぶさった。
「祐太。まだまだ終わらないからね…」
「ひっ…」
佐野に本当のプレゼントを渡すことができたのは、あと5ラウンドした後だった。
Fin.
最近のコメント