おじさんたちは今日もらぶらぶ (Page 4)

「朔太郎もいっぱい気持ちよくなって」

「ん、ぇっ」

そういい薫は素晴らしい笑顔を浮かべる。いつもならばゆっくりと律動を開始してゆっくりと絶頂に押し上げられるのが常だったが、この日は違っていた。

「そこっ…ゃ、ぃや、だぁ…っ！ひ、…ゃぁっ、はぁ、っ…！」

がっちりと腰を掴まれたまま下からごんごんと突き上げられる。快楽から逃れる術もなくもうされるがままだった。

「でも奥好きでしょ」

「んっ、ぁ！あぅっ…ま、って…！はげしっ…」

もっとゆっくりと訴えるが、うんうんわかったよといいながら薫はさらに腰を打ち付ける。静止の声は正しい意味では伝わっていない。

「ゃっ…！む、りぃっ…！」

「ん、気持ちいいね。いっぱい突いてあげるからいっぱいイっていいよ」

「、ぁっ！あ…んっいやぁ…！っ、イきたくなぃぃっ…！」

先程達したばかりなのに、再びそこは大きく膨らんで期待の涙を流していた。身体を揺さぶられながら朔太郎はぶんぶんと頭を横に振る。

「や、っ…！ぃや…！あぅっ、…！」

「またイきそう？いいよっ」

瞼の裏にちかちかと火花が散る。これはだめだと朔太郎は必死に快感を逃そうと身を捩ったが、逆にいいところに当たってしまう。どんどん増していく逃せない快感に脚がぶるぶると震える。だめ、これだめだ。おかしくなりそう。朔太郎は頭がどうにかなってしまいそうなほどの快感に呑まれた。

「あっあぁーっ…！」

そうして迎えた絶頂は先程とは違い、吐精せずに達するいわゆるドライオーガズムと呼ばれるもの。白目をむいて止まらない快感に咽び泣き、朔太郎は薫にしがみついた。

「あっあぅ…っひ、…」

「…出さずにイけたね、上手だよ」

えらいえらいと頭を撫でられてとても嬉しいけれど、出さずに達するのはとても辛い。

「あーっ…あ、あぅ…あぁ…」

出してしまえばそこで一旦落ち着く快感も、出さない場合はずっと続く。身体がずっと絶頂している状態が続くのは非常に辛いものだった。

「あ…あぅっ、あぁ、あ、んっ」

少し身体を揺すられただけで暴力的なまでの快感に襲われる。それを弱めることも逃すこともできず、朔太郎はただただ嬌声をあげていた。

「か、おる、かおるぅっ…！」

ぼろぼろと涙を零しながらしがみついて、朔太郎はキスを強請る。薫はそれに応えるように唇を重ね、舌を絡め合った。