おじさんたちは今日もらぶらぶ (Page 5)

「んっ、んむぅ…っ、ん、…ふぁっ…！」

この嵐のような激しい快感から逃げ出したい、そんな風に思い朔太郎は自身の大きく張り詰めたそこに手を伸ばす。しかしそれは目敏い恋人に遮られる。

「大丈夫、触らなくてもイけるよ」

そして胸の飾りにぢゅうっと吸い付かれ、奥をぐりぐりと押し上げられて声にならない声をあげた。

「朔太郎の身体、俺が作り替えちゃったね」

言いながら薫は起き上がり、さっと身体を入れ替え上に乗せていた朔太郎を今度は押し倒す。そうしてゆっくり腰を動かすと、朔太郎は身を捩って悶えた。

「あーっ…！あ、あっ、あ…ひぃっ…！」

先程までとは違いゆっくりとした動きなのに気持ちよくて堪らない。身体ががくがくと震えて、シーツを握ることもできない。

「ゆっくりでもちゃんとイけるよ」

「っ、…！…っ…！」

おかしい、こんなゆるゆるした突き上げでイけるはずないのに、気持ちがよくて堪らない。ぎゅうぎゅうと薫を締め付ければ彼の顔が歪んだ。

「も、イっていいっ…？」

薫もどうやら限界が近いらしい。こくこくと頷けば、最奥にぐりっと擦り付けられて頭が真っ白になる。閉じられない唇からは涎が溢れてきっとみっともない顔をしているだろうけど、そんなこと気にしていられないほどの快感に襲われた。

「…っ…！あ、ぁ…ぁ…っ、！」

凄まじい吐精感が這い上がってきて、あぁもうイくと思った時には自身の腹を汚していた。それとほぼ同時に窄まりの奥でも薫がビクビクと震えて、抱きしめ合いながら絶頂の余韻に浸る。息を整えながら、年々自身の感度があがっているような気がするのは決して気のせいではないだろうと朔太郎はぼんやりと思った。

「…お前のせいで僕の身体はおかしくなった」

ちゃんと責任とれと言うと、薫は花が咲くようにそれはそれは嬉しそうに笑うのだった。

Fin.