これからのふたりは

・作

陽太(ようた)と悠二(ゆうじ)は会社の同期。身体を鍛えるという共通の趣味はあるもののつかず離れずの距離で普通に仲良くしていたふたりだったが、ある日陽太が飲み潰れてホテルへ連れて行ったことでふたりの関係は変わっていく…。身体の関係から始まるノンケ×ノンケの友達以上恋人未満ストーリー。

「なんで俺って男にばっかり好かれるのかなぁ」

平日、仕事が終わってからのジム帰りのこと。向かい合って酒を飲み交わしながら陽太は同僚である悠二に愚痴を零した。

「部長に気に入られてるみたいだな」

「…やっぱりそう思う?」

ビールジョッキを煽り、残り少なかった中身をごくごくと飲み干す。空になったジョッキをだんっと勢いよく机に叩きつけて陽太は溜息を吐いた。

「この間わからないところがあって部長に聞いたら、マウス握ってる手をそのまま上からさらに握って操作された。しかも距離が近い」

「うわー…」

悠二は想像して少し背筋が冷えた。部長は中肉中背の中年の男、目の前の男はかなりガタイのいいいわゆるマッチョだ。どうやら昔からやたらと男にモテるらしい。

「男でもさ、すげー華奢で可愛いやついるじゃん?そういうのならまだわかるんだけどさー…」

確かに男子校の姫のような存在がそのようにモテるのは納得がいく。しかしながら悠二から見ても陽太は可愛らしい部類に思えた。

「まぁ、お前が可愛いのはわからなくはない」

「…えっ!?」

悠二自身もなかなか鍛えているいわゆる細マッチョと呼ばれる体型だが、陽太はシャツがはち切れんほどに鍛え上げていて、なかでも胸元はボタンが飛びそうなほどぱつぱつに膨らんでいた。

加えてなにより目を引くのはこの反応だろう。陽太はいじられると頬を赤らめて目が泳ぐ。そういったところがやはり可愛らしく感じられるんだろうなと悠二は思った。

「そういうとこ」

「どういうところだよそれは〜…」

*****

「おいしっかりしろ、重い」

「う〜っ…」

悠二は酔っ払ってしまった陽太を抱えて店を後にした。表通りに出てタクシーでも探すかとも思ったがよくよく考えてみれば住所がわからない。

自宅に連れて行くかとも考えたがごりごりのマッチョな巨体を転がしておけるほど広くもないので、仕方なく近隣のホテルへ運び込むことにしたのだった。

「ほらちゃんと歩けって」

「ん〜?んぅ〜…」

フロントの電工パネルで空き部屋を確認して、適当な部屋を選ぶ。なんだこいつふにゃふにゃしやがって、俺だって酔っているのにめんどくせー…悠二はそんなことを考えながら部屋へ足を踏み入れ、支えていた巨体を放り投げるようにベッドへ転がした。

「だぁーっ、疲れた…」

悠二は大きく伸びをしてから、冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出して陽太へ差し出す。

「水飲んどけよー」

頬にぺちぺちとペットボトルを当てるが陽太は喃語のような言葉にならない言葉を何か話している。そんな様子に悠二は軽く溜め息を吐いてから、ボトルのキャップを外した。

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