僕の年上彼氏はわんこプレイがお好みです。

・作

ハロウィンの日、あっくんこと晃大くんは狼男の仮装をして、年上彼氏である健一郎さんの家に向かった。狼男の仮装を見てほしいのに、犬…しかもわんこと言われて不本意なあっくん。もちろんそのつもりだったけど、仮装に興奮した健一郎さんにいつもと違うプレイを迫られて…?

「あっくん!その格好で家まできたのか!?」

 十月三十一日、僕は年上の恋人、 健一郎さん宅のインターホンを鳴らした。

「へへっ、健一郎さんに見せたくて。これで来ちゃいました」

 玄関先の誰かが見てるかもしれない場所で、くるっと一周して仮装している姿を見せた。

「で、あっくんは犬…犬…いやわんこ」

 えっ!? 犬じゃないし! しかもなんでわんこって言い直してるの!
 
「わっ、わんこじゃないですっ!狼男です!」

 耳としっぽ以外にもちゃんと、狼男っぽい服装してるのにっ。

「狼男だったのか、ごめん! 可愛すぎて、わんこかと」

 笑いながら、僕の頭についている耳を触るとそのまま撫でてくれた。頬も擦られて顔が冷たいことに気づいた健一郎さんが、中に入ろうかと促した。

「しっぽまでついてる! かわいすぎるじゃないかっ…! あっいや、どうやってついてるんだ?しっぽ」

 リビングに入るなり、いきなり興奮したり冷静になったり、大丈夫かな健一郎さん。

「狼男の服なんでズボンについてるんです。取り外しも出来ますよー」

 尻尾を外そうとしたら「つけておこうか!」と大きな声で言われてびっくりする。

「あ、でもソファ座りにくいし、取りたいんですけど」

「そうか…じゃあ仕方ないね…」

 あからさまに寂しそうな目をこちらに向ける。はぁ、と大きくため息をついたと思ったら、すかさずスマホのシャッター音が鳴った。
 
 「す、すばやい」

「写真に収めておくから、取っていいよ…。あっ耳だけはぁっ! つけておいてくれっ!」

「はっ、はい」

 健一郎さんの圧がすごいので、耳はつけておくことになった。そのままソファに座っている僕の隣に座って、ちらちらと何度もこっちを見てくる。

「あ、あの、ちらちら見られるの気になるんで、見るんならじっと見てください」

 見てくださいって言うのも変だけど、まだそっちの方が気にならないはずなので、そう言ってみた。

「かっ…」

「か?」

「かわいすぎる!!」

「はっ、はい…」

 僕より二十歳年上なので、興奮されると血圧大丈夫かな、とか心配になってしまう。とりあえず小さな声で「ありがとうございます」と言うと、犬耳を撫でてきた。その耳から頭を撫でられて、今度は僕の耳をそっと指が伝う。

「可愛いね、あっくん」

 さっきの興奮した声とは違って今度は艶っぽく囁かれる。僕はそれに反応して、耳を撫でる手に頬をすり寄せて、腕を健一郎さんの腰に巻き付けた。

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