我慢できない後輩にお風呂で既成事実を作られて (Page 3)

「ああっそこ、きもちいっ…」

 指を二本三本増やして中を探っていくと、森くんの身体が大きく揺れる。男の尻の中で気持ちいい場所があるらしいというのは日頃のエロサーチで知っちゃったが、森くんの場所はここらしい。

「森くんってエロイんだな」

 そこを重点的に擦って、びくつく背中にキスを落としていく。そんな関係ではないのに、俺の手の動きで気持ちよくなる森くんがなんだかかわいい。

 気持ちがいいのか責めすぎているのか、浴槽の縁を掴んでいる手が震えている。崩れ落ちない様にもう片方の腕で腰を支えてあげた。

「先輩っ、もう…」

 三本の指がスムーズに動くようになって、一旦指を抜き自分のものにゴムをつけた。

「森くんっ」

「ああっあぅ!」

 森くんの喘ぎ声に、理性を保つのが難しい。後ろから一気に挿入すると勢いよく腰を打ちつけた。水に濡れた肌が合わせる音は浴室にすごく響く。

「あっ、ああっ、んっ、ひぅっ、先輩っ、はげしっ…!」

 初めて入る、森くんの中は想像以上に気持ちよくて、ここが風呂場だということも忘れてさらに激しく揺さぶった。ほぼ同時に俺は森くんの中で、森くんは浴槽の中に白いものを吐き出した。

*****

「ふぅ…よかったぁ…」

 森くんの白い液体を洗面器ですくって排水溝に流すと、また肩まで浸かって温まった。疲れたのか、さっきと同じ体勢で寄りかかって、力が抜けた身体を俺に預けている。

「あ、あのっ…森くん…俺たちは、その?」

 やってしまってから聞くは遅いけれど、ちゃんと付き合っているとかではない。このまま身体の関係なのか、それともちゃんとお付き合いをするのか。これ一度きりなのか。

「花山先輩とできただけで、嬉しいです。俺と付き合ってほしいとは言いませんから、もう少しこのまま」

 森くんはやはり俺のことが好きなのだろうか。そうだったら、既成事実に乗ってしまった以上、ちゃんとしなくてはいけない。

「あの、森くん、その…」

「だからそのかわり、風呂から上がったらもう一回しませんか?」

 健気な森くんに、誠意をもって返事をしようとしたのに、風呂から上がると洗面所でさらに迫られた。へとへとになりながらも、またちゃんと返事しようとしたのに、ソファでもう一回。

 前言撤回。森くんはただ、えっちがしたいだけだった。

Fin.

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  • セキ on 通い猫に恋をしたこのまま結婚すらゃあいいのに そしてあおいをハヤトサン幸せにして〜
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