双子の気持ちはキモチイイ
ある村で育った、リヒトはある日、幼馴染みで双子のクウとカイが愛し合っている現場を見てしまう。次の日、クウとカイに誘われた秘密基地に行くと2人に口づけをされ愛されていく。クウとカイからの告白。リヒトはどう2人を受け入れるのだろうか。
この村は育てられない男の赤子を村の入り口に置くと、置かれた赤子は幸せに生きられると言い伝えがされている村らしい。そのため、貧しい家族が赤子だけは幸せに暮らしてほしいと村に置いていく風習がこの国にはあった。
俺は、そんな村の境に捨てられていたらしい。
俺はリヒト。その村の育ちで、女性というものはあまり見たことがない。村を出て、街の方に行くと女性はいるが、あまり興味を持ったことがない。
俺が数える限りで21回目の夏がきたが、俺の父さんたちはとても仲がよく、僕が見てもあきれるほどのバカップルだ。この人たちに拾われてよかったと、しみじみ感じることもある。
「リヒト!」
「リヒト兄さん!」
「クウ、カイ。今日はなにを取りに行くんだ?」
俺のことを呼び捨てにするのは、幼馴染みのクウ。俺がこの村で1つ春を越したときに村にきた。年下で生意気な奴だけど、面倒見のいいやつだ。兄ちゃんとつけて話しかけてくるのはカイ。少し天然だが、なかなか頭がまわるやつだ。
2人は一卵性双生児で、どこかの村から捨てられてきたらしい。この村はそんな人たちだらけなのだ。俺たちは、捨てられた子供が来たら、家族が増えたと村のみんなで喜んでいる。
「きょうは、魚を釣りに行くんだ。カイと釣り勝負して負けたら罰ゲームするんだ!」
「きょうこそはクウに負けないからね!」
2人は楽しそうに川に向かっていった。俺は、父さんたちと、山にシカやイノシシを狩りに向かった。狩りが終わり村に戻ったころには、太陽が沈む時間になっていた。話を聞いていると、クウとカイがまだ戻っていないらしい。そこで、俺が迎えに行くことになった。
「クウ、カイ、どこまでいったんだ?」
川辺を探していると、川辺から少し離れたところから、声が聞こえてきた。耳を澄ますとクウとカイの声だが、なにか様子が違う。そっと覗いてみると、俺は目を見開いて言葉が出なかった。
「んあっ…カィ…っ…気持ちいぃ…」
「んはっ…クウ…きついよ…」
「はんっ…!そんな動かしちゃ…!優しくしてっ…!」
「きょうはクウが負けたんだ…罰ゲームで…気持ちいいの?」
「うん…あんっ…罰ゲームで…気持ちよくなってるのっ…!」
クウとカイが兄弟で交わっていたのだ。2人は俺に気づかずに愛し合っている。俺は目が離せなくなっていた。
初めて見る2人の姿に、俺は興奮を覚えた。それと同時に2人の中に入って自分も気持ちよくなりたいと思っていた。
無意識に、自分の男根を手に取り自慰行為を始めた。いつもと違うクウとカイの顔、なまめかしい声、こちらまで聞こえてくる卑わいな音、俺を発情させるには十分だった。
「クウ…気持ちいい…僕っ…もうっ…」
「カイっ…俺もっ…カイっ…!」
俺も、カイの腰の動きに合わせて手を動かす。そのたびにクウが反応するので、遠隔操作で俺がクウと交わっている感覚になった。
「クウっ…出すよっ…!」
「うんっ…!カイっ…きてっ…!!」
2人が果てた瞬間、俺も、その場で果ててしまった。これが見つかっては気まずいので、俺はその場をあとにした。
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