最強バイブレーション (Page 2)
「…俺の童貞、もらってくれない?」
付き合って三年、お互いに確認することなく当たり前に俺が瞬を抱いてきた。
だって瞬は俺より背が低いし、ふわふわのテンパが可愛いし、どう見てもそっち側で。
散らかったベッドの上に転がるローションを手に取った瞬は不安そうに、でもやっぱり強い意志を持った瞳で俺を見つめてくる。
「ダメ、かな」
「ダメじゃない、わかった」
俺はその顔に、弱い。瞬に言われるまま服を脱いで四つん這いになり、尻孔にローションを垂らされる。
いつもやっているから次に何をされるのかはわかるが、まさか今日、こんなに急にされることになるとは思っていなかった。
ローションを垂らした上で滑りやすくなるようにと指にコンドームを嵌め、俺の中に入り込んでくる指。
正直自分で弄ったことはないし、どこがどうだと説明する瞬の言葉が全く届かないほど異物感しかない。
「ここ、感じない?」
「あー…、うーん?」
中を弄られてる時点で変な感じしかしないから、ここって言われても全く違いがわからない。
しいて言えばなんかこそばゆい感じはするけど、じゃあ気持ちよくなりそうかって聞かれたらそうでもない。
たまにローションを足してあーだこーだ言いながら頑張ってくれるのは可愛いなと思うけど、才能がないのか感じられなくてごめんって気分になる。
もしかして、瞬も普段はこんな感じなんだろうか。別に良くも悪くもないけど俺に合わせてるのか。
指が増えているのはわかるし結構奥の方まで入ってるのもわかるが、異物感しかない。
「ようちゃんって、初めてじゃなかったりする?」
「はぁ?!初めてに決まってんだろ、何だよ急に」
「え、だって三本入ってるんだよ、今。痛かったりしない?」
くぷくぷ音を立てて俺の中を弄りながら、瞬がものすごく不安そうな顔で聞いてきたから何かと思った。
尻孔を左右に開くのは二本の指、開いたまま俺の中を擦るのは三本目の指だ。
そんな簡単に三本は入らない、何度も抱いた瞬だって三本まで入れるのに解す時間は結構かかるし、久々だとちょっと痛そうにもする。
痛みがないことに戸惑っていると、指が抜かれて俺がさっき用意したバイブを瞬が持った。
「は?待て待て、瞬が俺を抱くんじゃ…っあ!無理、むりっとめ…んあっあぁっ」
最近のコメント