ハッピーデイズ

・作

同じアイドルグループに所属するリョウタとリュウ。しかし女性スキャンダルから脱退に追い込まれ、一人グループを抜けたリョウタ。離れて初めて自分の恋心に気づいたリュウは、リョウタに思いを伝えるために家に向かったが、そこには思いもよらない光景が広がっていて…

ずっと、リョウタのことが好きだったんだと思う。

同じメンバーで、練習生時代から何年もずっと一緒にいて、どんな表情だって見てきた。
悔しいことも、辛いことも。楽しいことも、嬉しいことも、全部全部共有してきた大事な仲間。

そんなリョウタが、突然いなくなった。
アイドルという職業上、スキャンダルはご法度。

週刊誌に撮られてしまった写真は、まぎれもなく本物だった。
リョウタが親しげに女の子と肩を組んでいる写真。

大事な時期になにやってんだよ、って責めたい気持ちももちろんあった。
けれど、何よりもショックだったのは、リョウタにもう会えなくなってしまったことだった。

「会いに行けばいいじゃん、家知ってるんだし」

そんな俺を見かねたメンバーのヒカルがそう言う。
俺は少しだけためらったけれど、このやり場のない気持ちをどうにかするためには、実際にリョウタの顔を見て話すしかないと思った。

「仕事終わったら、行ってみる」

「うん、それでリュウの気持ちが晴れるんならそれでよくない?」

俺は一発殴ってやりたいけどね!ってヒカルが冗談めいた口調で言う。
そんなヒカルに背中を押され、俺はスタジオを後にしたのだった。

*****

「久しぶりに来たな…」

リョウタのマンションに着く。
前に教えてもらった共有玄関の番号が、まさかこんなときに役立つとは思わなかった。

エントランスを抜けて、エレベーターに乗り込む。
もしいなかったらどうしよう、会いたくないって言われたらどうしよう。

そんなことを考えながら、なんとか部屋の前にたどり着いた。

震える指先でインターホンを押す。
部屋の中から物音が聞こえて、中にいるのがわかった。

「リョウタ、俺だよ。開けて」

「…リュウ?!ちょ、ちょっと待って」

「なんだよ…女でもいるわけ」

「そういうわけじゃないけど!待って!」

スキャンダルで脱退したくせに、昨日の今日で女の子を連れ込んでるんだとしたら、さすがにあきれる。
そんなことを考えながら玄関先で待っていると、ガチャンという音をたててドアが開いた。

「来るなら言えよ…なんで急に」

「電話しても出なかったのはリョウタのほうだろ」

小競り合いをしながら部屋の中に入る。
リョウタは少し痩せたような気がしたけれど、思ったより顔色がよくて安心した。
ひどくやつれていたら、なんて考えていたのは取り越し苦労だったようだ。

「適当に座って、今飲み物出すから」

「…ありがと」

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