恋しい獣をお持ち帰り (Page 3)

されるがまま、膝裏を抱えられて秘部が丸見えになった。

「あ…」

恥ずかしいところを見られている。それだけで後ろの穴がヒクつくのを感じた。

「慣らすから力抜いてね」

「え…?あ、あ、あァ…!?」

2本の指がずぶずぶと入り込んでくる。違和感はあるものの痛みはなかった。むしろ快感すら覚えている自分に戸惑ってしまう。

「すごいね。俺の指美味しそうに食べてるよ」

「やぁ…言わないれぇ…」

ゆっくり抜き差しされる度に腰が跳ねてしまう。最初は異物を押し出そうとしていた内壁も、次第にきゅうっと絡みついていった。

「あ、ン…あぅ…ふぅぅ…」

3本目が入る頃にはすっかり蕩けてしまっていた。バラバラに動かされると堪らない。もっと欲しくて自分からも腰を揺らした。

「そろそろ大丈夫かな」

ずるりと指を引き抜くと充さんのペニスの先端が後ろの穴に触れる。期待と不安が入り交じる中ゆっくりと押し入ってきた。

「ん、あ、あ…あぁ…」

圧倒的な質量に息が詰まる。苦しいはずなのにそれ以上の幸福を感じていた。

「動くよ」

「は、いぃ…」

宣言と同時に律動が始まる。初めは浅く、徐々に深くなっていく抽挿に合わせて甘い声が上がった。

「あ、あ、あ、んぁ、あぁ…!」

「あきら、好きだよ」

「おれも、すきですぅ…!だいしゅきですぅ…!」

激しくなる動きに比例するように絶頂へと駆け上がっていく。

「ああぁッ…!」

一際強く打ち付けられた瞬間、目の前が真っ白になって全身が大きく痙攣する。同時に体内に温かいものが広がる感覚があった。

「はーっ…はーっ…」

呼吸を整えようと大きく深呼吸をする。しかし余韻に浸る間もなく再び腰を打ち付けられて悲鳴を上げた。

「ひゃあんッ!」

「ごめん、もう少しだけ付き合って」

まだ足りない。そう訴える瞳に見つめられるだけでぞくりとする。

「はい…いっぱいください…」

首に腕を回して抱き着くと、応えるようにキスをされた。舌を絡め合ううちにだんだん意識が遠くなってくる。

「愛してるよ」

耳元で囁かれた言葉を最後に俺は意識を手放した。

*****

「…ん」

目が覚めると見慣れた天井が広がっていた。隣を見ると充さんの姿はない。代わりにキッチンの方からいい匂いが漂ってきた。

「あ…」

昨夜のことを思い出し一気に顔が熱くなる。それと同時にお腹がくぅっと切なく鳴った。

「あ、おはよう」

マグカップを持った充さんが顔をのぞかせた。いつも通りの爽やかな笑顔にほっと安堵のため息を漏らす。

「おはよう、ございます…」

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