絶倫彼氏はもう1回ヤりたい (Page 2)
「大丈夫かい?」
正弘は心配そうな顔をしながら俺を抱き起こしてくれた。
「うん…まあなんとか」
本当は全然平気じゃないんだけどな。でもここで弱音を吐くわけにはいかない。だって男同士だし。
それに俺達はこれから恋人になろうとしているんだから。
「まだまだいけるよな。祐一?」
「もちろんだよ正弘」
俺たちは再びベッドの上に倒れ込んだ。それから明け方近くまでずっとやりまくっていたと思う。途中何度か意識を失った気がするが、すぐに引き戻された。
「おーい。まだ寝るなよ」
そんな間延びした声がするに正弘はまだまだ足りないのだろう。
正弘は俺を殺す気か。
でも、正弘が満足できないっていうならしょうがない。俺も付き合ってやるしかないのだ。正弘を満足させられないで俺とのセックスに不満を持つようになって浮気に走るとか、考えたくないし。
「わかったよ。じゃあさ次はあれ使ってみようぜ」
俺が指差したのはバイブだ。通販で買ったものだけど届いてから一度も使っていない。正弘は少し戸惑っていたが、結局興味はあるらしく恐々と手に取った。
「よし!やってみるか!」
楽しそうな正弘とは裏腹に、俺は正直不安だった。本当にこれでいいのだろうか?
「痛かったら言ってくれよ」
そう言いながらスイッチを入れると、それは小刻みに震え始めた。
「おお…」
思わず感嘆の声を上げる。すごい迫力だ。
「じゃあ行くよ」
正弘はなぜか動いたままのそれをローターの2つ入った俺の尻の中にそのまま突っ込もうとした。
「おい待て!そんないきなり…」
慌てて止めようとしたが遅かった。
「うっ…」
予想以上の圧迫感に一瞬呼吸ができなくなって苦しい。
「だ、大丈夫か祐一!?」
「ああ…思ったほどひどくはない」
俺は強がって見せたものの、本当はかなりきつい。でも正弘は容赦なかった。
「動くよ」
そう言ってゆっくりと抜き差しを始める。
「うあっ…」
あまりの質量の違いに悲鳴を上げそうになった。だが、同時に快感も襲ってくる。
「どうだい?気持ちいい?」
「ああ…最高…」
そう答えると、正弘はさらに動きを速めた。
「そろそろいいか?」
そう言うと、正弘は自分のモノを取り出した。
そして俺の中に押し当てる。
「俺も入れたい」
かすれた正弘の表情に誘われて、俺はローターとバイブを引き抜いて正弘に尻を向けて誘った。
「早く来てくれよ」
「いくよ」
次の瞬間、信じられないほどの質量が中に入ってきた。その大きさと熱さに眩むような感覚を覚える。
「祐一の中、すごく締まってる」「お前も熱いぜ」
やがてすべて収まると、正弘は激しく腰を動かし始めた。パンッ、パァン、肉同士がぶつかる音が部屋に響く。
気持ち良すぎてどうにかなりそうだ。
「いいよ…もっと突いてぇ」
正弘の動きが激しくなるにつれ快感も増していく。そのうち何も考えられなくなった。
*****
ふと目を覚ました。どうやら数分ほど気を失っていたらしい。
正弘は起きた俺に気が付いてこういった。
「祐一、やっと起きた。祐一の中、気持ちよかった。もう1回やろう」
いい笑顔の正弘に俺はこの絶倫め、と心の中で悪態をついた。
Fin.
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