スパダリはスイートルームで跪く (Page 2)

雪矢は秋彦の上から降りると裸になった。

一糸まとわぬ体に秋彦の視線を感じる。

雪矢は秋彦の手を掴むと、その白い肌に触れさせた。

「ねぇ、久しぶりの俺の体どう?」

「…どうって、キレイだよ」

「ほんと?」

雪矢は自分の体に自信があった。

小柄だが均整が取れていて、肌も柔らかく美しい。

色素が薄いせいか、敏感な粘膜の周辺は鮮やかなピンク色をしていて、男娼時代はそのビジュアルで多くの客を虜にした。

雪矢は秋彦の右手を乳首に、左手を尻に導く。

秋彦の頬がみるみる赤らんでいった。

「今夜が復帰一発目なんだ。だから念入りに準備してあるんだぜ?ついさっきまでアナルにローションを入れて、気付けに自分を慰めていたんだ…」

雪矢は秋彦の指を、滑らかな割れ目に押し当てる。

懐かしい指の感覚に、菊壺の入り口がヒクン…とうねった。

「雪矢…こんな仕事、もうよしてくれ…」

「俺にはこうやって生きていくしかないんだ。あんたもきっと俺が店に戻るとわかっていたから、前もって店に予約してたんだろ?」

復帰してすぐに指名が入ったことに、雪矢は違和感を覚えていた。

雪矢が戻ったらすぐに自分のところに寄越すよう、秋彦が店に言付けていたのだろう。

ケンカして部屋を飛び出した自分を追ってこなかったくせに、そういう根回しだけは欠かさない秋彦に、雪矢は苛立ちを感じた。

「とにかくあんたが予約したのは6時間コースなんだ。今夜はたっぷり俺にサービスされな」

雪矢は秋彦の足元に跪くと、さっきよりほんの少し硬くなった股間に顔を埋めた。

*****

「ぁあっ…雪矢…もうやめ…っ」

秋彦は顎を反らして甘い吐息を漏らした。

「そんなつもりはないって言ってたクセに、もうこんなにガチガチだぜ?」

雪矢は秋彦の裏筋にピタッと唇を付けると、根元から激しく吸い上げた。

「んんっっ…!」

秋彦のペニスがドクンッと脈打つ。

雪矢の舌に、青くて苦い雄汁の味が広がった。

「さっきから我慢汁すげぇ…もしかしてあんた溜まってんの?」

秋彦を見上げると、耳まで赤くして唇を噛んでいた。

「もしかして…あれから誰ともヤってないの?」

「…誰とするっていうんだよ…それから…そ…そこで喋るな…んんッ…」

秋彦は腕で口を塞ぐと、反らした喉を震わせた。

「社長令嬢は随分と大切にされてんだなぁ…クソ腹立つ」

「ちがっ…ぁあっッッんッんんんーー!!」

雪矢は鈴口に舌を押し入れると、陰茎を握り激しく上下した。

秋彦は腕を噛みながら肩で息をしている。

「…声、我慢すんなよ」

雪矢は破裂しそうなほど膨らんだ陰茎から手を離すと、亀頭を口に含んだ。

舌の上で秋彦がヒクヒクと震えている。

たっぷり唾液を絡ませてやると、一気に根元まで咥え込んだ。

「んんッんぁあああっっッ!」

ジュプジュプとわざと水音を立てながら、秋彦を責め上げる。

口の中で陰茎がみるみる反り上がり、雪矢の上顎を押し返した。

「んぐぅ…っふ…あんたの…こんなに太かったっけ?」

「そんな…こと言うなっ…ああッッ!」

秋彦の腰がビクビクと震え出し、陰のうがペニスの根元まで持ち上がる。

それは絶頂が近いことを示していた。

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