吸血鬼との淫靡な契約 (Page 3)

 今度は俺の股間を撫でてきた。長い爪で服の上から引っ掻かれる。

「吸血鬼の牙には催淫作用があるんだ。レオ、腰が揺れているね」

「やめ…んぅっ! 触らないでくれ…」

「ふふ、可愛いな」

 恥ずかしくて消え入りたくなる。だけど体は正直に反応してしまう。このままではマズイと思って離れようとするが、体に力が入らない。それどころかますます熱が高まってきて、我慢できなくなってしまう。

「やだ…だめ…!」

「駄目じゃないだろう?」

 ヴィクトールは俺のズボンを脱がせてしまった。下着の上からはしたなく勃起している性器を見られてしまう。あまりの羞恥心に涙が出てきた。

「やだ、見るなってば!」

「隠さないで。見せてくれ。ほら、もうこんなになっているじゃないか」

「やめて、触っちゃダメだ!」

「大丈夫、優しくしてあげるから」

 そう言うと彼は古いソファの上に俺を押し倒して、両足を大きく広げさせた。それから自分の膝を間に割り込ませて閉じられないようにする。その体勢のまま、俺のものを手で握ってきた。上下に擦られると、それだけで達してしまいそうになる。先走りの液が溢れ出して、彼の手を濡らしていく。彼はそれをすくって塗り広げるようにしながらさらに激しく扱いていく。

「はぁ…んっ、気持ちいい…」

「素直になったね。じゃあそろそろご褒美をあげないと」

 彼は手の動きを止めると、俺の上に覆い被さってきてキスをした。最初は軽く触れるだけのものだったが、次第に深くなっていく。吸血鬼のだからなのか、長い舌が絡まり合うたびに頭の芯が痺れていった。

「んっ、ふぁ…んむっ」

 互いの唾液を交換し合い、何度も角度を変えて貪るような激しい口付けを交わす。息ができないくらいの激しい行為だったが、不思議と嫌ではなかった。むしろもっともっとほしくなっていた。しばらくしてようやく解放された時には、すっかり理性を奪われてしまっていた。

「ねぇレオ、私のものにならないかい?」

 耳元で囁かれビクッとする。まるで悪魔の誘惑のような言葉だった。

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  • セキ on 通い猫に恋をしたこのまま結婚すらゃあいいのに そしてあおいをハヤトサン幸せにして〜
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