リメンバーセブンティーン
成海(なるみ)と晃平(こうへい)は高校時代からの親友。しかし成海には晃平に言えない秘密があった。それは17歳の頃からずっと晃平を恋愛対象に見ていたということ。その気持ちは10年経った今も変わっていない。今年も晃平が地元に帰省してきた。成海は晃平を酔わせ、ついにベッドへ誘いこむ…。切なくHな一夜が始まる!
「成海、今日のことは…」
「わかってるよ、晃平。…誰にも言わない」
そう言ってやると、晃平は安心したように握りしめていたゴムを開けた。
その指先が少し震えていて、俺は胸の奥がチクりと痛んだ。
「…なに緊張してんだよ」
「別に緊張してねーよ」
晃平は嘘をつくと唇を舐める癖がある。
今日もバツが悪そうに口を尖らせた後、厚みのある唇を二度舐めた。
「かせよ、見てらんない」
俺はベッドから起き上がると、晃平からゴムを取り上げた。
ビニール臭い薄桃色の膜に息を吹きかけ、少し膨らませる。
それから晃平の脚の間に身を屈ませた。
「ちょっ…成海っ」
俺は晃平の亀頭にゴムを被せると、それを口で覆った。
ゴム越しにペニスの熱が唇に伝わる。
そのまま陰茎をなぞるようにゆっくりと根元まで咥えると、晃平の腰がピクンッ跳ねた。
「成海…いつも男にこんなことしてんの?」
顔を上げると頬を上気させた晃平が見下ろしていた。
「さぁな。お前こそ、いつも女につけてもらってんだろ?」
俺はあぐらをかく晃平の上にまたがると、陰茎に手を添えて入り口へ誘導した。
「えっ…もう?」
「準備してきたから平気」
もう片方の手を晃平の肩に乗せ、ゆっくりと腰を下ろす。
ペニスの先端が入り口の粘膜に触れた。
「ぁっ…お前のデカいから…ちょっと時間かけていい?」
「よくわかんないけど、成海が楽なやり方でいいよ」
「こんなデカチン相手に楽なやり方なんてねーよ」
「…なぁ、やっぱそれって痛てぇの?」
ノンケの反応はたまにしゃくに障る。
いくら相手が晃平でも、気分のいい会話ではなかった。
「こういうもんなんだよ」
「苦しそうに見えたからさ…なんで、俺なんかと…」
「晃平、もう黙れ」
俺は晃平にキスをした。
「成海っ…んんッ」
舌を絡め、歯列をなぞる。
晃平の吐息が荒くなり、入り口をこじ開けている亀頭がさらに上向いた。
「全部酒のせいだ。だからお前は目つぶって、好きな女のことでも考えてろよ」
俺は深く息を吐いて体の力を抜くと、一気に腰を下ろした。
切な...
泣かせにくるスケベ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・
モナミ さん 2020年12月15日