リメンバーセブンティーン (Page 3)
「なぁ、後ろから挿れてくれ」
「え?いいけど、この体勢キツかったか?」
「…もうイキそうなんだよ、俺」
半分本当で、半分嘘だった。
「それじゃあ、このままの方が…」
「お願いだ。後ろ向きにしてくれ」
俺は晃平の言葉を遮った。
射精するところを見たら、晃平は萎えてしまうかもしれない。
それに、酔った勢いで女と間違えて寝てしまったという言い訳を、晃平に残してやりたかった。
「わかったよ。お前がそう言うなら、後ろからするよ」
晃平はペニスを引き抜くと、俺を膝から下ろした。
俺はうつむいたまま四つん這いになると、さっきまで晃平に塞がれていた尻を高く突き上げた。
「挿れるぞ」
ヌプンッ…と亀頭がアナルに沈む。
まだ先端しか入っていないのに陰茎の拍動が肉壁に伝わり、俺は思わず腰を揺らした。
「晃平…ッ…」
晃平の名を小さく呼ぶと、ペニスもアナルも泣き崩れるように震えた。
「成海のナカ…ずっとヒクヒク痙攣してる…」
「言うなっ…んぁあッッ」
最奥がペニスを欲しがって、大きくうねりを上げた。
それなのに晃平は入り口をウネウネと刺激するばかりで、なかなか奥に入ってこない。
あきれるほどもどかしい動きに、俺は痺れを切らせて振り向いた。
「なにチンタラしてんだよ…早く全部挿れろって」
「いや、いきなり突っ込んだら痛いかなと思って」
「は?さっきまで下からガンガン突いてただろうが」
「あれはお前が勝手に…」
そう言いかけて晃平は俺から目を逸らした。
その反応に、俺は内心ホッとした。
いいんだ、それでいいんだよ、晃平。
全部俺が勝手にしたことなんだ。
お前を酔わせて、部屋に誘い込み、長年の願いを叶えるために画策したことなんだ…。
「いいから早くしろよ、イけねーだろうが…」
俺はそう言って、シーツに顔を埋めた。
尻を掴む晃平の手に力が入る。
そしてゆっくりと熱いペニスが侵入してきた。
「はぁん…あああっぁああッ」
最奥に晃平が届いた瞬間、俺のペニスから欲望が噴き出した。
晃平に気づかれないように自身をシーツに押し当てる。
ドクドクと流れ出す精液の粘度を腹で感じ、俺は急に虚しくなった。
「動くぞ」
晃平は腰を引き抜くと、挿入時と同じようにゆっくりをペニスを出し入れした。
イッたばかりの肉壁を内側からやさしく擦り上げる。
晃平の大きな手が、すーっと背中を撫でた。
「…ッッ!それ…やめろっ」
「なんで?」
晃平は俺に覆い被さると、背中に口付けた。
「んあッッ…!なにやってんだよ…やめろって…ッ」
唇が触れたところが焼けるように熱い。
切な...
泣かせにくるスケベ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・
モナミ さん 2020年12月15日