リメンバーセブンティーン (Page 4)
「そんなに変なことしてないだろ?」
晃平は緩やかに腰をグラインドさせながら、首筋にキスをした。
「…やめろ…女みたいに扱うな…!」
「でも成海、感じてるじゃん」
シーツの上で射精し終えたばかりのペニスに、晃平の指が触れた。
「ああっ触んな…」
「さっきイッたでしょ?バレてないと思った?」
晃平は亀頭を手のひらでやさしく包むと、クチュチュとシゴき始めた。
「おい…ッ!晃平…はぁんッ…やめ…あああッ」
吐き出した精液が潤滑剤になって、強烈な刺激がペニスに襲いかかる。
腰の動きに合わせてシゴかれる快感に、脚まで痙攣を始めた。
「あぁっあああっんんッ!晃平イッちゃう…ッ」
「成海、まだ勃ちきってないよ?お尻でイクの?」
耳元で晃平の甘い声がする。
普段、こんなふうに女を抱いているのだろうか。
体を労わりながら、背中にキスなんかして、甘く囁きながら、目一杯にやさしく…。
急に嫉妬がこみ上げて、俺はシーツを噛んだ。
17歳から晃平を一筋に思い、ずっと抱かれたいと思っていた。
今夜それがやっと叶ったのに…なんで俺はこんなに悲しいんだろう。
「はぁああッああん…ッッ…もう…俺…ぁああッんッ」
「成海の声すげぇやらしい…そんなに気持ちいいの?」
晃平の荒い息が首筋を撫でる。
次の瞬間、俺は晃平に肩を掴まれ、ぐいっと無理やり振り向かされた。
「え…」
晃平が腰を止めた。
「…お前、泣いてんのか?」
顔を再びシーツへ突っ伏そうとしたが、晃平の手が俺の顎を掴んで離さない。
「…ぅ…ああッ…見るな…ッ」
止まらない涙が頬を伝って、晃平の手を濡らした。
「だから…後ろからシテくれって言ったのに…」
ついに友情の終わりが来たと、俺は悟った。
「なぁ、なんで泣いてんだよ…どこか痛いのか?」
「アホか…痛かったら勃ってねーよ」
「じゃあどうして…」
「お前が下手すぎて、泣けてきたんだよ」
俺は喉に力を入れ震える声を抑えると、精一杯の悪態をついてやった。
「なんだよそれ」
「いいからさっさと済ませろよ。萎えちまうだろ、俺もお前も」
晃平の熱が背中から消えた。
自分のナカにいる晃平のペニスが、少しずつ硬さを失っていくのがわかる。
「ほら、言わんこっちゃない…」
俺はため息をつくと自ら腰を引き、晃平から離れた。
晃平から目を逸らしたまま、
「ゴム、取るのは自分でできるだろ」
と言って、俺はベッドから降りた。
「成海…!」
ベッドが軋む音と同時に、晃平が俺の手を引いた。
バランスを崩しベッドへ倒れ込むと、晃平が覆い被さってきた。
「どけよ…重い」
「どかねぇ」
真っ直ぐな晃平の瞳が俺を射抜く。
「晃平、今夜のことは忘れろ」
切な...
泣かせにくるスケベ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・
モナミ さん 2020年12月15日