恋人からのプレゼント (Page 2)

「…終わりましたけど」
「…」
「いやなんか言えし」

まさかのノーコメントで迎えられてしまい、こっちとしてもやりづらい。
どうせなら大爆笑で迎えてもらいたかったものだが、そうもいかないらしい。

「まぁ…意外と似合うんちゃう」
「なんすかその反応!やりづらいわ!」

口元に笑みを浮かべて、レイさんが近づいてくる。
スカートの裾をつかんで、ぺらぺらとめくられる。興味の持ち方がストレートすぎてあきれた。

「パンツ脱いだら」
「いや、それ正気で言ってるならやばいっすよ」
「俺はいつでも本気や」

レイさんを見ると、本当に“マジ”の目をしていた。
いくら恋人の頼みといえども、それだけは聞けない。
こんな格好で、パンツまで脱いでしまったらそれこそ本当の変態じゃないか。

「嫌ですよ…っておい!何してんすか!」
「お前が嫌がってるから手伝おうかと思って」

考えているうちに、レイさんの手が伸びてくる。
必死の抵抗もむなしく、俺は足元までパンツをずり降ろされてしまった。

「ちょっと!レイさん!」
「ふふ、ええ眺めやわ」

満足げに笑うその表情を見て、これはやばいと思った。
目の前のレイさんの表情はもう、その先を期待しているようにしか見えないのだ。

「恥ずかしいな、こんな格好で」
「レイさんのせいやろ!俺の趣味やないし!」

逃げようとした瞬間、腕をぐいっと引っ張られる。
そのままソファーに押し倒され、レイさんが俺の上に馬乗りになった。

「こういうの、一回やってみたかったんよね」

そう言って、レイさんが俺の太ももを撫でる。
露わになった自身に触れるすれすれのところで折り返して、肝心なところには触れない。

「…っ…」
「かわいい、赤くなってる」

レイさんの指先が触れるだけで反応してしまう自分の体が憎い。
太ももを撫でる指先が上っていくたび、その先を求めてしまう。

「…レイさん…っ」
「ハル、触ってほしい?」
「…触って…っ」

恥ずかしい、恥ずかしいけれど、なぜか気持ちいい。
その指がようやく自身の先端に触れたとき、思わず甘い声が漏れてしまった。

「おっきくなってきた…」

その言葉通り、俺の自身は少しずつ芯を持ち始めていた。
レイさんは嬉々としてその様子を上から見下ろしながら、竿を上下にしごきあげる。
俺は口の端から吐息を漏らしながら、必死に快感を堪えた。

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