閃光の誘惑 (Page 6)
イナセは片手を前に回してミズタニのモノを握った。
半勃ちになったソレを扱きながら腰をゆっくりと打ちつけていくと、ミズタニはデスクに上体を預けてイヤイヤをするように首を振った。
かまわずピストンを繰り返せば、半勃ちだったミズタニのモノはすぐに硬度を増した。
「あ、あっあ、イナ、セっ、ヤメっ…」
「ヤメ…れるわけ、ないだろっ…」
「や…あっ、イク、イきそうだ、からっああ、んっ」
ミズタニの声に誘導されるように、イナセの腰の動きは速くなった。
パンパンと互いの皮膚がぶつかる音とミズタニの喘ぎ声が響く。
「ひぁっ…ああっあああ――!」
ミズタニが大きな嬌声をあげたと同時に、ねじられるんじゃないかと思うほどに強くナカが締めつけられた。
その瞬間、ひときわまぶしい閃光が走りイナセはミズタニのナカから自身を抜くと、彼の尻肌めがけて精を放った。
雨は、もうやんでいた。
手持ちのタオルとウェットティッシュでミズタニの身体を清めて、イナセは体を2つ折りにする勢いで謝罪している。
「ゴメン!本当に悪かった!その…ミズタニ、係長のこと、抱きしめてたら変な気分になって…」
乱れていたスーツを着直しながら、ミズタニはイナセに複雑な表情を向けた。
「…謝るな。これは、事故みたいなもんだ。お互い忘れよう」
ミズタニの言葉にイナセも大きく頷く。
それからわずか10日後に、雷鳴の響くなかで再び身体を重ねることになるとは知るよしもなかった…。
Fin.
閃光の誘惑
話の展開が不自然ですけど、コメディ?ドタバタBLなのか
もう少し二人の関係、エピソードが欲しかったかも、エロよりも
コロコロ さん 2021年4月4日