初めてはチョコ菓子とともに (Page 2)
「解剖学の追試のときのことを覚えてる?」
顔が近い…解剖学の追試…確か大学一年のときに孝義と一緒に受けたような…
「あのとき、一緒に勉強したときからずっと好きだったんだ…陸人の長いまつげに薄い唇、そして、その一生懸命になってる姿に惹かれたんだ…」
確かに、あのときは一生懸命で、一人でも落第する人が出るのが嫌だったから、みんなに呼び掛けて勉強をしていた。
「俺…嬉しかったんだ…そうやって呼び掛けられたことが…だから、嫌いだった解剖学が好きになって今では外科医になれてるんだ。全部、陸人のおかげなんだ…」
チョコの余韻に浸りながら、同級生の甘い言葉を聞いていると、なんだか、頭までぼーっとしてくる。
「陸人…だめだったか?」
吸い込まれるような瞳…。俺はその瞳から目を離すことができなかった。
「だめ…じゃ…ないけど…」
そう言葉にすると、孝義は微笑み、俺を抱きしめた。
「そんなに、俺のことが好きだったのか?」
「じゃあ、確かめてみる?」
顔がいつもの孝義に戻った。しかも、なにか悪だくみをしている顔にもなっている。
「なにをするつもりだ?」
俺が、聞くと、孝義はまたキスをしてきた。今回は深くキスをたっぷりしてきた。
「んんっっ…んふ…」
息があまりできないせいで、酸素がうまく頭まで回らないのでぼーっとしてくる。
「俺が、どれだけ陸人のことを好きか確かめてみようか!」
そういうと孝義は、俺の白衣を脱がし、着ていたシャツを胸までまくり上げる。
「んなっ!!孝義!!!」
「大丈夫~。きょうは、俺たちだけだから」
なにが大丈夫かわからない…。そう思っている俺をよそに、孝義は、俺の胸の突起を吸い上げて刺激してきた。
「んはっ…!んやっ…!!なにっ!?」
「陸人ってここ弱いんだね?」
「孝義!!お前、経験者なのか!?」
「いいや?男は陸人が初めてだよ~」
なん…ですと?俺が初めて??いやいや…なんだか慣れた手つきなんですけど…
「そういえば知ってた?性感帯を刺激しながら、性感帯じゃないところを責めると、責めたところも性感帯になるって…」
その言葉に、俺はなにか嫌な予感がした。
「じゃあ、ここ触りながら脇腹責めようかな~」
孝義は、俺のズボンを脱がせ、俺の下半身を一糸まとわぬ姿にした。
そして、俺の男根をゆっくりとなで、刺激をしながら脇腹を舐めた。
「ひゃっ!!くすぐったい!!」
「脇腹弱いのか?弱いところは敏感な印だから気持ちよくなるぜ?」
そういいながら、孝義は、俺の脇腹と男根を愛撫し始める。
脇腹を刺激されくすぐったく、男根を刺激され、気持ちよく、どっちが気持ちよくてどっちがくすぐったいのかがわからなくなってくる。
最近のコメント