シャワールームで起こした大胆で淫らな行動 (Page 3)

「雄大くん？」

紡がれる名前に何も答えず湯が残る床で立ち膝の体勢になり、天井を向く肉棒を口に含んだ。

「ちょっ、マジでっ…！」

声を裏返して驚く彼を尻目に、舌全体や頬裏の粘膜を薄い皮膚に這わせる。

その度に何とも言えない独特の風味や香りが鼻から抜け、思わず目元に力を入れた。

好きな人から漂うのに未だに好きになれないそれら。

自分の股にもぶら下がるそれを舐めないといけないのかすら思ってしまう。

「うっ、はっ」

弱い力で髪をクシャリと掴まれる。

それでも余裕のない姿が見れるなら、興奮して悦んでくれるなら。

止めようとは思わなかった。

「はっ…っ」

口内に収まらない部分は手で支えたまま、頭を退いて亀頭部まで抜き出した。

鈴口の滑りを拭いながらチロチロと舌先を這わせたり、境目の分厚い部分を唇で擦ったりする。

「っ…」

先端部はピクリと跳ね、手で支える付け根に近い部分はドクッと勢いよく脈打った。

「んっ…！」

硬度や質量が微かに増大した怒張が口内をぎっちり満たして、より厳しい呼吸の制限を課してきた。

（…出したいのか）

息苦しさを覚えながらも何となく悟った僕は、根元を支える手も動かした。

先端部から半分は頭を動かして唇や舌で擦って、挿入時の抜き差しを再現して。

陰茎の下半分から根元までは両手で握って、皮膚を上下に擦ってピシッと張ったりする。

歯を立てず挟む感覚で上下の唇に力を入れて甘く食んだり、ジュッと吸い付いたりもした。

そのままチラリと目線を上に移した。

「ここで上目遣いとか、マジで反則っ…いつの間に煽るの、そんなに上手くなった？」

薄く唇を開け、細切れに熱っぽい言葉を囁く山吹くんが居た。

その顔に笑みが浮かんだまま。

しかしモデルの時と違い、どこか不安定で余裕がない感じだ。

「気持ちよくて、このままイキそう…でもっ」

目前に迫る吐精を催促する勢いで手と口を動かし続けていると、急に体が浮遊感に襲われた。

呼吸が楽になって手が空いたと思ったら、そこからの展開は早かった。

局部から頭を離され目の前の鏡に立たされると、山吹くんに背中を向ける体勢にされた。

「イクなら、雄大くんの中でイキたいな」

その言葉と同時に、今度は僕の欲棒が彼の手中に収められた。

「はぁっ…あっ…！」

張っている皮を上下に擦られると、全身がビリビリと痺れて熱くなった。

「触ってないのにこんなガチガチ…オレの舐めて興奮した？」

どこにそんな余裕が残ってたのか。

そう思うくらいに紡がれる言葉はよどみがなく、微かながら憎らしさすら感じた。

主導権はもらったとばかりに、変わらない速度と握力で一定のリズムを刻んで摩擦を生み出し続けた。

「あっ…はぁっ…あぁっ」

室内に充満する熱気や不意に跳ねる湯も手伝ってか、体が熱くてどうしようもない。