天使は理性を崩したい! (Page 6)
「ぁああああっっ!!」
バチュンッと腰を打ち付け、乳首を思い切り引っ張る。
それだけで葵は可愛い声をあげた。
背中からだと可愛い顔を見れないのが残念。
うなじをベロリと舐め、ガブッと噛みついた。
「いぃっ、んーんんっ!」
「…うっ…やばっ」
「やだ、おねが、も、…やめてぇっんぁあああっ!」
「葵ってちょっとMッ気あるよね?」
「なっ、ちがっ、ちがぁ…!」
「乳首を強めに引っ張られるの好きでしょ?」
ぎゅぅっと乳首の先端を引っ張れば、葵の体がビクビクと震えて精液を飛ばす。
脱力した葵の体を支えながら、今度は体の奥へと肉棒を突き上げた。
「ひぃ、んんんっぁ、んあああああぁ!」
「乱暴にされるの好きでしょ?」
「すき、ないっ、好きじゃないぃっ!」
「ふーん?」
パチュパチュと腰を打ち付けるたびに葵の体はガクガクと震え続ける。
「あぁ、可愛い…」
それは葵の意識が飛ぶまで続いた。
葵はセックス中もやっぱり可愛い。
………
翌日、俺は正座をしていた。
葵が怒って布団から出てきてくれない。
「葵…ごめんって」
「ヤダ」
「葵ぃ。せっかく恋人になったのに…」
「はあ?」
いつもよりもワントーン低い葵の声。
喘ぎすぎて声が出ないみたい…。
「えっと、俺と葵は恋人じゃないの?」
「恋人じゃない」
「え!?」
何それ。すげぇショックなんだけど。
昨日、乱暴にしすぎたから?
でもそれは葵の新たな一面発覚ってことだし…。
「俺、お前に好きって言われてない」
「……。え?」
あれ、言ってないっけ?
いやいや、言ったよ! ちゃんと言った!
「ちゃんと言った!」
「…エッチ中はノーカン」
いじけたように葵は頬をふくらませて、そんな可愛いことを言う。
「くそかわっ!」
「…あ?」
「何回でも言う! 好き、好き、好き! 好きだよ! 葵!」
「…うん」
「可愛い」
「…うるさい」
「葵は言ってくれないの?」
「言わない」
「えー」
布団の隙間から葵は顔を出して、ふわりと天使のように笑った。
「一樹、好き」
あぁ、葵はマジ天使ッ!
「あぁおぉいーっ!」
「…うざい。ってかお前、セックス中はサディストかよ」
「え?」
「…なんでもない!」
葵はなぜか顔を真っ赤にして、布団に潜り込んでしまった。
Fin.
最近のコメント