ひみつの診療所 (Page 4)
「…っ…んん…っ」
「は…ぁ…」
熱い舌を吸い上げれば、駐在さんのモノが一層硬さを増した。
腰をつかまれて、下から最奥を突き上げられて、一瞬意識が飛びそうになった。
「…っ…もうダメ…ぇ…っ、」
「中に…っ…出しますよ…ッ」
「お願い…っ…出して、出してぇ…っ!
そうねだった次の瞬間、中に熱い液体が打ち付けられる。
尻穴がどくんとうずいて、僕は喉を反らせながら絶頂を迎えた。
「あぁ…ん…っ…!」
「く…っ…」
荒い息を整えながら、僕は駐在さんの胸に倒れ込んだ。
まだヒクつく尻穴が、もっともっと、と叫んでいるみたいだ。
「…なんで…こんなこと…」
耳元で、駐在さんの声が聞こえる。
ようやく我に返った僕は、今さらのようにこみあげてくる羞恥心に顔をあげることができない。
「…ごめんなさい…っ…嫌でしたよね…」
「こういう…趣味だったんですか?」
「…すみません」
小さく頭を下げて、体を離そうと起き上がる。
すると、今度は腕を引っ張られて体を反転させられた。
「わ…っ…?!」
何が起きたかわからず、目をぱちぱちとさせる。
眼前には駐在さんの顔、そして優しいキスが降ってきた。
「…もう1回、しませんか?」
「え…っ?」
「嫌じゃなかったんで。もう1回、嫌じゃないか試させてくれませんか?」
思わぬ依頼に、僕は小さく頷くことしかできなかった。
駐在さんがにこりと微笑んで、僕の頬をそっと撫でる。
「あと、駐在さん。じゃなくて、名前で呼んでください」
「…堀越…さん?」
「苗字かぁ…ま、いいけど」
なんだかおかしくて、顔を見合わせて笑う。
互いの顔がゆっくりと近づいて、今度は深い口づけ。
熱が下がっても、この関係が続きますように。
そんなことを思いながら、僕は堀越さんの背中に腕を回した。
Fin.
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