メイク・ラブ・クエスチョン？ (Page 5)

「あっ、あ、ああっ」

　女みたいに高音の可愛い声が耳に届く。

　自身の欲望で満ちた肉棒を小さな彼の秘部に挿入して快楽を与える。

　狭くてキツイけど、奥にぶつかるたびに肉壁が絡みつくように締め付けてきて気持ちがいい。

「ははっ、気持ちいー」

「んんっ、ゆ、い…唯ぃあんっ」

　腰を引きながらパチュパチュッと腰を振る。

　ガクガクと震える彼の身体はずっとイキっぱなしで気持ちいいことが確認しなくてもわかった。

「あっん、んん、はうっ」

　キュッ…と可愛いピンク色の乳首を摘まむ。

「んああっ」

　すると甘美な声で彼は鳴いた。

　大事に育てられたことがわかる日焼けを知らない綺麗な肌を指先でなぞれば、乾燥もなくスベスベで撫で心地がいい。

　手の平に吸い付くような肌に唇を落とした。

「はぅ…っ」

　キスをしただけで可愛い声を出すとか可愛すぎる。

　じゃあ吸い付いたら…？

　想像しながら喉元に唇を寄せて、ジュッ…と音をたてながら吸い付いた。

「んあっ、ん、うぅ…っ」

　ピクピクと身体が震えて、ぎゅっと目を閉じながらシーツを握る。

「はぁ…。俺のだ」

　誰かにアトをつけたのはいつぶりだろう。

　しかもこんな風に満たされるなんて初めてのことかもしれない。

「ゆ、い…？」

　快感に震える小さな声に彼を見下ろす。

　ギャップばかりの年上の男子。

　今日出会ったばかりなのに気になって仕方がない相手。

　キスマを付けるほど執着するなんてどうかしている。

　けど、

「唯、もっと来い。俺様がお前を丸ごと受け入れてやる」

　優しく微笑む彼はもっとどうかしている。

　犯されたことを思い出して恐怖に震えていたくせに、男の俺に対してキスをした。

　しかも今度は『受け入れる』って。

「どうなっても知らねえからな！」

　彼の両手を握り、ベッドに縫い付けると腰を強く打ち付けた。

「ああっ」

「くっ…」

　自分の欲望を吐き出すためにバチュバチュと強く腰を振る。

「やっ、まっ…はや、はや、あああっ」

　この気持ちの正体を知る由はなく、俺は初めて中出しの経験をした。

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