美味しいものは、後に取っておいて (Page 2)

「っ…何言って」
「なぁ、そこにいないでこっちに来い」
そうして、白雪の手を引き部屋に連れ込んだ志島は、彼にキスをして。

それから困ったような彼が、抵抗しないのを見て、手を彼の服の中へと進めていく。

「ちょ、ちょっと待って…あの、俺」
「いいから。黙れって」

彼を黙らせるようにしてキスをした志島は、それから彼の胸に触れて。
小さく桃色のその突起を、指で摘んでやる。

「っ、ひやぁ…」
「可愛いなぁ、お前」

酒の力が暴走していて、本来なら志島も彼に手を出す気なんてなかったのだが。

彼の照れた姿を見れば、もう頭はショートしてしまい、ただ、彼の綺麗な体に触れて、乱れる姿が見たいと愛撫していく。

「っ、んぁ…や、し、じまぁ、さ…っ」

彼の喘ぎ声を聞きながら、下着を脱がし、じんわりと濡れた昂りに触れる。
それから優しく握るようにして上下に扱いて、気持ちよさそうな彼の顔を見ながら、志島は彼の体に吸い付いて痕を残していった。

「っあ…い、っく…」
びくびくと彼の体が揺れて、勢いよく飛び出す精子。
志島は、彼の腹にべったりと飛んだそれをすくって、そのまま彼の後ろへと指を滑らせた。

「男同士はここ使うの知っているよな?痛くしないから、ちょっと触らせろ」
1度イッて、すっかりバテた様子の彼にそう告げながら、志島はゆっくりとそこに指を入れていく。

しかし、やっぱりそこは硬くて、彼の体も強張っているせいか、指は入っていかず。

「ちっ、お前ガチガチすぎ」
志島は顔をそこに近づけると、後ろの硬くなったそこに舌を伸ばした。

「っひぃ…し、じまさん、それやだっ!」
彼の体を押さえつけて、舌で彼の窄まりを刺激する。
それでも彼の体の強張りは解けず、べろりとそこを一回舐(な)めてやると、彼の体が仰け反って気持ちよさを堪えるように膝が震えた。

「志島さんっ!お願い、やだ、それ…」
白雪にすがるようお願いされても、志島は酒のせいですっかり思考は飛んでおり。
気持ちよさで腰が抜けている彼の体を押さえて、ただただ丁寧にそこを解してやる。

あれから、30分ほどが経って。
ひたすら白雪の後ろを触っていると、すっかり指3本が自由に開けるほど、そこは解れてきて。

酒で勃ちが悪いものの、硬さはある自分のものにゴムをつけて、たっぷりとジェルを塗る志島。
それからゆっくりと彼の体へと埋めていった。

「っあ…ん、ぁあぁああっ…し、じま、さ…苦し…っ」
時間をかけて解したこともあり、彼の中は狭いながらも、志島のものをすべて受け入れて。
奥まで埋め込んでやれば、彼は気持ちよさに背を逸らしながらも、イッてしまった。

「おい、まだへばるなよ」
まだ震える彼の中を、ゆっくりと味わいながら腰を動かす志島。
たった今、イッたはずの彼のものが硬さを持っていくのを見ると、そのまま腰のスピードを速め、リズムよく突いてやる。

「あ、っぁ、ん…ふぁ、い…っ、また…あぁああぁ…」

ダラダラと彼の前から精液が流れるのと同時に、後ろはキツく締められて。
堪えきれずにそのまま達してしまった志島。

酒が回った頭で覚えているのは、そこまでだった…。

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