遠距離恋愛 初めてのビデオ通話セックス (Page 2)
「…ちがう、あなたが恋しくて、その、1人で楽しんでました…」
俺は鼻をすすりながら答える。
「本当に1人なんだな?」
「…もちろん、あなた以外の男なんて興味ない…」
「そうか、誤解して悪かった」
俺はホッと胸をなでおろす。どうやらわかってくれたようだ。
「だが、俺との電話中に1人で遊ぼうとしたのはよくないな?」
やばい、これは完全に火をつけた。俺の背中に冷や汗が流れた。
「続きをしようか、でも電話じゃつまらないからビデオ通話アプリにして俺にも見えるようにスマホを置いてくれ」
俺は彼が今から何をしようとしているか想像がついた。そしてそのことを楽しんでいる自分がいることも気づいていた。
「これで見える…?」
「うん、絶景だよ」
俺はスマホの画面に映された久しぶりの恋人の顔と自分がだらしなく尻にディルドを入れカメラに向かって足を開いている姿を交互に見て、興奮するのを感じた。
「じゃあ、まずはそのディルドを抜こうか」
「えっ」
せっかく入っているのに抜いてしまうのか、俺はもったいない気持ちになりながらそれを抜いた。
「じゃあ自分の指を入れて、右手でゆっくりおちんちんを扱いてごらん」
俺は言われた通りに穴に指を立て、陰茎部を扱き始める。
「んっ、ん…」
緩やかな刺激に俺は気持ちよくなっていく。
「うん、とてもいいよ。魅力的だ。それじゃあ指を増やしてみて」
指をもう一本増やす。そこはとてもほぐれていて簡単に入っていく。
「あっ…」
「ほら、知ってるところ、あるだろう?そこを狙ってみて」
彼がいつも狙う、俺の気持ちいいところを俺は指で探り当てる。
「んんっ…」
しかし、俺の指ではわずかに届かず、もどかしい気持ちになる。
「やだ…届かない…」
「そうか、じゃあさっきのディルドを使おうか?」
「うん…」
俺はディルドを手に取り、穴に入れる。
「あああっ」
「気持ちいいところ、擦ってみて」
先ほど届かなかったイイトコロめがけて何度か抜き差しする。
「康平は乳首をいじられるのも好きだよね?触ってみて」
言われた通りに俺は着ていたTシャツをまくり上げ、乳首を触る。
「あんっ…あっ…」
上と下両方の刺激に俺はますます興奮した。
「康平は変態だね、見ててあげるからイクまでやってみて」
祐樹の言葉で我に返る。イクところをまじまじと見られる、そう思うとゾクゾクと興奮した。恋人の視線だけでイケる気がした。
「あっ…あんっ…祐樹っ…んっ…」
俺は目を閉じて、祐樹との事情を思い出す。温かくて優しく俺をなでる大きな手、筋肉は俺よりも多くてがっちりとした腕。
「あああっ!んっ!」
俺の陰茎部からは白い液体が出る。それは俺が達したことを示すが、俺は満たされない気持ちでいた。
「康平…?」
「…寂しい…」
俺の両方の目からは涙があふれていた。困らせてはいけない、わかっていても止まらない。
「やっぱり、祐樹じゃなきゃやだ…寂しいよ、ばか…」
「わかった」
「え?」
「休暇を申請してくる。任せろ」
祐樹はこの後、無事に1週間休暇をもぎ取り、その日中に飛行機に飛び乗って日本に帰ってきた。休暇の間、毎晩恋人に愛されたのは言うまでもないだろう。
「康平が寂しいって言ってくれて嬉しかった」
祐樹はそう言って俺の頭をなでた。俺の愛しの恋人は俺のことを甘やかすのが上手なのだ。
Fin.
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