同僚の保健室の先生から交際を迫られています!

・作

最近、悩みがある。それは同僚の保健室の先生から交際を迫られていることだ…。オレ、相田和樹は普通の数学教師、同僚の明石湊は高身長でイケメン、そんな彼はなぜかオレのことが好きみたいで…!?ラブコメを目指しました!

「えーと、次の授業は…」

オレは手帳の時間割を確認する。

「げっ、次3年かよ…」

ため息を吐く。3年の教室に行くためにはどうしてもあの場所を通らねばならない。それがオレの最近の憂鬱であった。職員室を出て階段を上がる。そして、校舎北側の通路を抜けた先がアイツのいる場所、保健室だ。

「明石先生って本当に彼女いないんですかー?」

案の定、保健室前には多くの女子生徒が集まって話しているのが聞こえる。

「んー、いないよー?」

保健室の扉の前には、白衣を着た明石が立ち女子生徒たちに囲まれている。今日も今日とて、人気者である。

明石は1か月ほど前、うちの学校に赴任してきた保健室の先生だ。年齢はオレより2つほど下だそうだ。ちなみにオレは今年30歳を迎える。

黒髪のふわっとした癖のある毛と、切れ長の目、高身長、そしてとにかく白衣が似合っているため、女子生徒からはとんでもない人気を誇っている。

おかげで休み時間はこんな感じでよく保健室前に群がっている、というわけだ。

オレはなるべく気配を消して、その通路を通ろうとする。

「でもそうだなあー、気になっている人ならいるよ」

オレは明石の一言でビクッとして振り返る。明石はこっちを見て一瞬笑顔を向けた。

「えええ!誰?学校の人!?」

女子生徒たちは黄色い声を上げた。オレは歓声から逃げるように小走りで教室に向かった。

 

オレの直近の悩みはただ1つ。

同僚で同性の保健室の先生から交際を迫られていることだ。

 

「相田先生、なんで今日ちょっと避けたんですか?」

「うおっ!!!」

昼休み、給湯室でカップ麺に注ぐお湯を沸かしているときに急に話しかけられた。

「お前気配がないんだよ!びっくりした!!」

「僕はただ相田先生と仲良くなりたいだけなのに…」

「いやいや!!いつも通り保健室にたくさん生徒がいたから邪魔したら申し訳ないなーって思って遠慮しただけ!!!オレもお前とは同僚として仲良くやっていきたいって思ってるよ?」

明石はズイッとオレの方に近寄る。

近い、近い、近い!

そして手を伸ばし、オレの髪の毛に触れる。オレはギュッと目を閉じた。

「先生…チョークがついてますよ?」

「え?あれ?」

明石の手は優しくオレの頭をはたく。

な、なんだ、ただゴミを払ってくれただけか…オレは胸をなでおろす。

「あ、ありがと…」

「何されると思ったんですか?耳まで真っ赤ですよ?」

オレの頭を払っていた明石は急に顔を近づけオレの耳に囁いた。

「なっ!おい!!大体お前が変なこと言うから!意識しちゃって…!」

「意識してくれてるんですね、かわいいです」

かわっ…もうすぐ30になる男にかわいいはさすがにないだろ…

「相田先生、好きです」

明石は耳元から顔を離し、オレの目を見てそう言う。

あー、クソ、悔しいけどイケメンなんだよな!

「おっ、オレは男には興味ないから!しかもまだ知り合って間もないのに、すっ好きとか!おかしいだろ!」

そう言いながらオレは後ろを向き、お湯をカップ麺に注ぐ。

「…本当に忘れちゃったんですか?先輩…」

明石が悲しそうな声とともに背後からオレに手を回す。

「おいっ!ここ!学校!抱きつくな!」

明石はオレの首筋に顔を埋める。首筋に明石の息がかかり、ちょっといかがわしい気持ちになる。ふと腰に硬いものが当たっているのを感じた。これは、きっと明石の股間だ。

「じゃ、じゃあな!!」

やばい、やばい、ここにいたら何かを失う、そう思った俺はカップ麺を持って給湯室から飛び出した。

ん?あれ?先輩?アイツオレのこと先輩って呼んでたっけ?

オレはアイツとのやり取りを振り返ってふと首を傾げた。まあいっか、と思い直し、オレは職員室に入った。

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