攻めるのは俺だ! (Page 2)
「………マジ?」
「大マジだ。一番稼げるバイトだったからな」
初耳な恋人の過去に俺は開いた口がふさがらなかった。
ぶっちゃけ、ショックよりも驚きのほうがデカい。
(そりゃ、ゲイ風俗なら経験は豊富だろうしテクだって童貞の俺よりはあるだろうなぁ)
そんなことを遠い目しながら考えていると、再開といわんばかりに亮は俺の服を脱がしはじめた。
「ちょっ、なに勝手におっぱじめようとしてんだよ!」
「薫こそ、いい加減あきらめて俺に大人しく抱かれろよ」
「嫌だ!俺だって男なんだから、亮のこと気持ちよくしたいんだよ!」
駄々っ子のようにジタバタと暴れる俺に亮ははぁ~と深いため息を吐くと「だったら…」と口を開いた。
「フェラで先に相手をイかせた方が攻め側になるってのはどうだ?」
ニヤリ…と笑いながらそんな提案をする亮に嫌な予感がしたけど、男として譲れない矜持(きょうじ)もあるので、俺は「よし、その勝負のった!」と軽々しくのってしまったのだった。
*****
「ふ…んぅ…」
それから、俺達はお互いに全裸になって亮が仰向けに寝転がり、その上に俺が覆い被さって…正確には亮の顔に俺の下半身を近付けさせて、俺は亮のペニスを口に銜えていた。
(こいつの、マジでシャレにならねぇくらいにデカいんですけど!?)
予想よりもはるかに立派すぎる恋人の息子に一瞬気圧されそうになったけど、ここまできて引き下がるわけにもいかないから、俺は口いっぱいに頬張ってフェラをした。
(確か、手で扱きながら舌を使って…ってそんなに上手くできるかぁ!)
本や動画では、簡単そうにペニスの根元を持って扱きながら口でご奉仕をしていたけど、実際にやってみると、これ無理じゃね?というのが正直な感想だった。
(うぅ…亮のはガチガチに勃起しているから、勉強した通りにやればイかせれるはずなんだけどなぁ)
そんなことを悶々と考えて手を止めていると、それまで何もしていなかった亮がいきなり俺のペニスをペロリと舐めた。
「ひゃぅっ!」
「ハンデのつもりで待ってやってるのに、何動き止めてんだよ。そんなんじゃ俺をイかすことは一生できないぜ」
「だ…だからって、いきなり舐めるなよな!」
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