攻めるのは俺だ! (Page 4)
今まで自慰経験は何度もある。
だけど、亮のフェラは自分でするのとは全く違いすぎて、生まれて頭が真っ白になるほどの快楽を味わった俺は、身体に力が入らずにぐったりと亮の身体の上に乗っかっていた。
すると、亮はそんな俺に構わず、グニッとお尻の割れ目を開いた。
「俺の勝ち。文句は言わせねぇぜ」
顔を見なくても楽しそうな亮の声に文句を言いたくなったけど、でも勝負は勝負だ。文句を言えるわけがなく、俺はグッと堪えた。
俺がようやく観念したのを悟ったらしい亮は、俺の尻穴のふちをなぞるように触れてきた。
「ちょっ…亮、そこは…」
くすぐったいようなゾワッとするような奇妙な感覚もそうだけど、それ以上に今そこを触られるとヤバい。
そう思ってガバッと起き上がって振り返ると、亮は楽しそうに肩を震わせて笑っていた。
「わかってるよ。後ろ…準備してねぇんだろ?」
ヤバいと思った原因をズバリと言い当てられて、俺はうぐ…と一瞬言葉を詰まらせた。
「そうだよ!だから、今からトイレで準備してくるから待って…おい」
『今日』は攻めになることを諦めた俺は、勉強しておいた尻穴の準備をしようと立ち上がろうとしたけど、亮に腕を掴まれて阻止された。
なにかを企んでいるような笑顔は、ハッキリいって嫌な予感しかしない…。
「せっかくだから、俺が準備手伝ってやるよ」
的中してほしくない嫌な予感が見事に的中してしまい、俺は顔を真っ青にさせて必死で首をブンブンッと横に振った。
「絶対に嫌だ!ちゃんと準備してくるから、だから頼むからそこから一歩も動くな!」
知識として知っている準備を亮にヤられたら、男として大切なものを失いそうな気がして俺は全力全身で拒絶の意を示したけれど…
「遠慮するなって!俺が全部実戦で教えてやるから」
何かのスイッチが入ったらしい亮に軽々とお姫様抱っこされてしまい、完全に逃げ場を失った俺は亮と二人でトイレに行くハメになってしまった。
*****
抵抗したけど結局敵わず、俺は尻穴の準備を亮の手でされ、見られたくない姿を見られてしまいベッドでぐったりと倒れこんだ。
「俺、もう生きていけない…」
しくしくと泣きながら切実な思いを吐露したが、亮は満足そうな笑みを浮かべていた。
「気にすんなよ。俺としては薫の可愛い恥ずかしい姿たっぷり見れて満足してんだから」
人の気も知らず、いけしゃあしゃあとそんなことを口にする亮が無性に腹ただしく思い、俺は枕を思いっきり亮の顔面に投げつけた。
「うるせー!このド変態!」
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