元教え子の行為と好意を跳ね返せなかった高校教師の後悔 (Page 3)
(でも…)
動かした足はわずか十数歩で止まってしまった。
そして…
(やっぱり言わねえと…!)
教師としてもっと非情になれれば。
もっと理性的になれれば。
そう思いながらも、悠作は職員室とは逆方向へ歩を進めた。
半ば走る速さで歩を動かし続け、待ち合わせの教室の前で足を止めた。
「…」
相変わらず鼓動は乱したまま、悠作は空気を飲み込んで目の前のドアを開けた。
「覚えていたんですね、卒業式の日のこと」
その先には彼を呼び付けた人物、赤崎が机に座って待っていた。
「オレはあの時に断ったはずだ。お前の気持ちに応える気はないと」
「生徒でも未成年でもない今、僕が聞きたいのは松原先生の答えではありません」
赤崎は机から立ち上がると、一歩進んで悠作との距離を詰めていく。
反対に詰まった距離を取るように、悠作は一歩後ろに引く。
「松原悠作さんの答えが聞きたいんです」
「…っ!」
言葉でも詰め寄られてまた一歩引いた先には机があり、体が引っかかり悠作は逃げ場を失った。
「僕は今でもあなたが好きです。返事を聞かせてください、悠作さん」
「オレは…」
「少しでも僕に興味があるから、僕が気になるから、無視しなかったんですよね」
「ちょっと何でも器用にこなせるからって、自惚れてるんじゃねえ!オレは…お前に興味なんかねえよ!」
声を荒げる悠作とは正反対に、赤崎は眉1つ動かさず冷静な声で言った。
「では…僕にもっと興味を持ってください」
視界から赤崎の姿が消えた代わりに、悠作は局部に心地いい違和感を覚えた。
目線を下げた先に映ったのは、自身の足元にひざまずいて局部に顔を寄せる赤崎の姿。
「おい、何考えてるんだ…!」
悠作が声調と言葉で静止するも、立場も場所もわきまえない赤崎の行為は止まらない。
「赤崎っ…やめろっ…!」
男性にしてはスラッと細くて長い指が、スラックスの上から悠作の中心部を撫でたり微かな隆起部を握り込んだりする。
少し弄ばれれば別の生き物を飼っているように、理性と反対に悠作の肉はムクムクと反応を見せた。
自身の反応にうろたえるも肉塊は成長を続け、最終的には2枚の布をしっかり押し上げるまでに膨張した。
「こんなに大きくして、お辛いですよね…すぐ、楽にします」
そう言って赤崎はファスナーを下ろして、もう1つの布の中から硬度と質量を存分に含んだ屹立をパクリとためらいもなく口内へ運ぶ。
頬裏のぬるりとした粘膜、ザラッとする舌が陰茎の薄い皮膚を這った。
「っ…!」
ピシッと張り詰めた皮膚は敏感に刺激を感じ取り、悠作の扇情を揺さぶった。
そんな素直な反応が嬉しかったのか、赤崎の口の動きが大胆になる。
リップクリームを塗ったように、しっとり濡れた唇を上下させて摩擦熱を生み出したり。
至る部分で時折、頬をへこませて強く吸ってみたり。
特に包皮をめくりながらカリ首を舌先で舐め回される感触は、悠作にとってはこの上ない快楽だった。
「はぁ…」
かろうじて残っていた下半身の力が抜け、悠作はそのままガタッと机に体重を預けた。
彼に合わせて赤崎も体勢を整えると、顔を寄せて限界まで屹立を口内へ収めた。
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