バラ色 after work (Page 4)
「改めて言うけど、ずっと律のこと好きだったんだ」
二人でシャワーを浴びた後に、ベッドで抱き合いながら話をした。
「僕も、よく目が合うから気にはなっていた」
「それ、俺がずっと目で追ってたからだろ」
「どうかな?僕が見ていたのかも。格好いいのに、不器用そうなのいるなぁって」
「…。ま、気になってくれていたならいいや」
ごろんと仰向けになると、真面目な顔で律が俺に乗っかってきた。
「森さんに、やきもち焼きの彼女って言ったでしょ」
「うん、助かったよ」
「あれ、僕のつもりで言ったから」
律がニヤーっと笑った。
「葵、覚悟して付き合ってね」
目が猫みたいに光ってる。怖ぇぇ~。でも、可愛い。
「了解」
そう言って律を抱きしめた。
Fin.
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