年上彼氏に夜這いしちゃいました

・作

長谷川光一は年上の恋人、船山健太朗の家に泊まりにきた。でも気づいたら、彼の家の和室に一人で寝ていた。夜中に頭痛がする頭で必死に記憶をたどると、お酒を飲み過ぎて、先に寝てしまっていたのを思い出す。彼といちゃいちゃする予定だったのに…。そう思い我慢できなくなった光一は健太朗に夜這いをかけることに。

目を覚ますと、僕、長谷川光一は年上の彼氏の家である船山邸の和室で寝ていた。彼氏の健太朗さんの家に泊まるときはいつもここで寝ている。でも寝た記憶がない。

「うっ…ちょっと頭痛い」

 ああそういえば、酒を飲んでいたんだった。健太朗さんと…日本酒が美味しくて、美味しいねって言いながら飲んでいた記憶まではある。そこまでしかない。飲んでいたのはリビングだったから、健太朗さんに運んでもらって、寝かせてくれたんだ。

 記憶をたどりながら時計を見ると、夜中の三時。うん夜中。その時間にそれが元気な自分にちょっと引く。今日は彼の家にお泊まりだから、後ろの準備もばっちりして、船山邸にやってきたのに。適当なところで切り上げて、健太朗さんとイチャイチャするつもりだったのに。記憶なくして寝てしまうって、僕ってバカ…。

 こんな夜中だけど、彼としたいと思ってしまったから、ぶっちゃけしたい。健太朗さんとしたい。そう思ったら我慢できなくて、自分の鞄からローションとゴムが入った袋を持って、彼の部屋へ向かった。

*****

「健太朗さん…寝てるよね…?」

 そろっとドアを開けて入るけれど当然、彼は寝ていた。布団に一緒に入って、身体をぴたっとくっつけてみる。

「健太朗さん、したいです」

 耳元でそう言ったけど起きない。当然か、夜中の三時だからな。自分の固くなったものを擦り寄せてみるけど、興奮しているのは僕だけで、なんか寂しい。

「勝手にしても、いいかな」

 寝てる健太朗さんにイタズラしたい気持ちが湧いてきた。仰向けで寝ている健太郎さんに体重をあまりかけないように上に乗っかった。パジャマの上から健太郎さんの脚の間にあるものを撫でる。服の上から撫でただけじゃ、反応してくれてるのかわからず、そっとズボンのゴムを引っ張って、中に手を差し込んだ。

「んっ…」

 彼の声がして起きたのかと思って顔を見たけど、大丈夫だった。こうなったらどこまで起きないんだろうと、いけない気持ちが湧いてきた。寝ている健太朗さんに、えっちなことをしている自分にも興奮してきた。

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