幸せな耳フェチのおはなし
耳フェチの坂元雅人は仕事で出会った曽根京一に恋をし、めでたく恋人となった。雅人の想像のはるか上をいくエロエロな京一に雅人はいつも引っ張られている。二人で初めての3泊4日の温泉旅行に行くことになるのだが、序盤から京一のエロエロが炸裂する!
俺は耳フェチだ。
今までたくさんの耳に恋をしてきたが、今の恋人の耳は最高だ。上からなだらかなアールを描き、耳たぶは厚すぎず薄すぎず、少し大き目。正面からみたときあまり主張せず、頭に沿っている方が好ましい。
坂元雅人が理想とする耳の持ち主、曽根京一。2人が恋人になって3ヶ月。幸せ絶頂な俺の前に立ちはだかるのは、京一のエロさだった。
京一と初めて出会ったのは年明け頃だった。広告代理店に勤務する俺は、デザインを外注している事務所に用があり立ち寄った。京一はそこのデザイナーだった。少し長めの髪、痩身で華奢な京一は、人当たりもソフトでするりと人の心の中に入ってくるような印象だった。
2人で打ち合わせをしているとき、右隣に座っていた京一が前髪が邪魔だったのか左手で髪を流し、隠れていた耳が目の前であらわになったとき、俺は恋に落ちた。
その日からの猛アプローチの結果、晴れて恋人関係になるまで2ヶ月半のあいだ、京一の人となりを知れば知るほど耳だけでなく、京一自身の魅力に俺はどんどんハマっていった。
京一は俺の3歳年上だった。家庭の事情で経済難だった京一は大学進学のため以前は夜の仕事をしていたというのだ。それも男性相手の風俗産業!
「もともとそっちの人間なんで、坂元さんの申し入れは嬉しいです。坂元さんとても素敵だし」
京一は、それでも自分とは付き合えないと最初のうちは断っていた。それでも俺は食い下がらず、まずはお友達からと関係を温めた。食事に行ったり、映画を見たり、美術館にも行った。その中で、もっと京一が好きになったし、京一も少しずつ俺を受け入れてくれた。
そしてようやく恋人になってみれば、京一はなんとエロいことか!それなりのセックスライフを送り、そこそこの経験があるつもりだったが京一のテクニックはそんじょそこらのソレとは比べものにならないほどの快感だった。
舌つき、腰つき、触れる指先、すべてが俺の快楽を呼び起こした。そして最高なのは俺の大好きな耳が、京一のウィークポイントだったことだ。耳を舐めると京一はくたくたになってしまう。それだけでももう俺がメロメロだ。
盆明け、ようやく2人合わせてまとまった休みが取れた。京一がいい宿があるというので、そこへ3泊4日の温泉旅行へ行くことになった。
それは序盤から波乱続きの旅となるのだった。
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